2018.05.04

リーグ全体2位を巡る顔合わせ、琉球ゴールデンキングスはロースコアゲームに持ちこめるか

 東地区優勝が目前に迫っていた千葉ジェッツ川崎ブレイブサンダースを迎えた前節の一戦は互いに得点源が役割を果たすハイスコアな展開となり、内外のバランスのいい相手のオフェンスを最後まで止めることができず。失点が今季2度目の100点を超えた。対戦成績を五分で終えるとともに、アルバルク東京との地区優勝争いは最終節までもつれることとなった。

 大阪エヴェッサを迎え撃った琉球ゴールデンキングスは、延長戦に持ちこまれた末に敗戦。須田侑太郎の11試合ぶりの2ケタ得点も実らなかった。ただ、欠場した石崎巧を除く全員が10分以上コートに立つなど、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」に備えて選手の組み合わせを模索した感もある。

 A東京に2勝差をつけている千葉は、1つでも勝てば東地区王者の称号を獲得。そして、琉球戦はリーグ全体2位を巡る顔合わせでもあり、こちらも1つ勝った時点でリーグ2位シードでのチャンピオンシップ進出、つまりセミファイナルまでのホーム開催権を得る。琉球は連勝が必要な状況だが、第6節の対戦では星を分けたものの2戦とも琉球ペースのロースコアだった。千葉をロースコアゲームに巻きこむことができれば、土壇場でリーグ全体2位の座を取り戻すことも可能だ。

文=吉川哲彦

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