2018.10.29

4連敗中の滋賀レイクスターズ、高橋耕陽のハッスルが勝敗のカギを握る

滋賀レイクスターズvsシーホース三河(@ウカルちゃんアリーナ)
第1戦:10月29日19時05分~、第2戦:10月30日19時05分~

 開幕からの2節を五分の星で乗りきりながら、その後、滋賀レイクスターズは現在4連敗中。前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦は第1クォーターで先手を取り、一度は逆転されながらもリードを奪い返す。しかし、第3クォーター中盤に追いつかれると、そこから相手の勢いにのまれてしまい、第4クォーターは終始10点以上の差を追う展開。残り1分からの狩野祐介の連続得点もむなしく、7点差での敗戦となった。鹿野洵生は引き続きシュートタッチが良く、ディオール・フィッシャーの得点も安定しているが、チームとしてはフリースローの試投数が少なく、この試合もわずか9本しか打っていない。成功率はリーグでも上位に入っているだけに、ファウルを誘うプレーを増やしたいところだ。

 対するシーホース三河は、まさかの開幕3連敗から持ち直して3連勝。前節の富山グラウジーズ戦は前半で相手を27得点に抑える一方で、ジェームズ・サザランドが36得点と爆発。チーム全体でも2ポイントの成功率が7割と高く、今季最多の94得点を挙げた。今季まだ4得点と存在感の薄かった西川貴之も8得点をマークし、チーム共々ここからギアを上げていきそうな期待も膨らむ。

 現時点で滋賀と三河は失点数が593点と全くの同数だが、得点力でわずかに三河が上回っている。滋賀がその差を埋めるためには、やはりリングへの積極的なアタックでフリースローを多く獲得しなければならない。フィッシャーとガニ・ラワルのペイントアタックはもちろんのこと、日本人選手にも果敢なドライブが求められる。そこで期待したいのが高橋耕陽。外角シュートの好調な鹿野に2試合続けてスターターの座を取って代わられ、前節はわずか2得点に終わっているが、速攻やドライブでフィニッシュまで行けるその魅力は捨てがたい。その走りで三河の焦りを誘い、チームに勢いをもたらすことができるか、高橋のハッスルが勝敗のカギを握る。

文=吉川哲彦

■ロースター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
西裕太郎(NEW)
二ノ宮康平(NEW)
紺野ニズベット翔(NEW)
樋口大倫
高橋耕陽
荒尾岳(NEW)
ガニ・ラワル(NEW)
狩野祐介
伊藤大司(NEW)
ディオール・フィッシャー
鹿野洵生(NEW)

・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
ジェームズ・サザランド(NEW)
狩俣昌也
アイザック・バッツ
村上直
森川正明
西川貴之
金丸晃輔
松井啓十郎
加藤寿一
桜木ジェイアール
グラント・ジェレット(NEW)
生原秀将(NEW)

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