中村太地と岡田侑大、若さでチームにエナジーを与えるのはどちらか

吉川哲彦

横浜ビー・コルセアーズ

2019.01.30 19:05 T.O.
試合終了
横浜国際プール

シーホース三河

■横浜ビー・コルセアーズvsシーホース三河（＠横浜国際プール）
1月30日19時5分

　因縁の秋田ノーザンハピネッツ戦に臨んだ横浜ビー・コルセアーズ。1戦目は細谷将司が21得点の活躍を見せ、第3クォーター途中には12点差をつけられたところから盛り返したが、同点の残り3秒からのディフェンスで守りきれずにブザービーターダンクを許し、一昨季の残留プレーオフの借りを返された形となった。オフェンスリバウンドを20本奪いながらセカンドチャンスをものにできなかったことが最後に響いた。中村太地を初めてスターター起用した2戦目は中盤の時間帯で試合を優位に進め、終盤の秋田の猛追もしのいだ。中村は22分52秒出場で11得点と期待に応えている。

　シーホース三河は西地区首位の琉球ゴールデンキングスと1勝1敗。1戦目は第3クォーターで後手に回り、終盤の追いあげも4点届かず。金丸晃輔が17得点を挙げながらも3ポイントを6本すべて外し、チーム全体でも23本中成功は3本と、3ポイントの不調が悔やまれる。2戦目は第2クォーターで優位に立ったところから琉球に粘られ、第4クォーター残り4分を切ったところで一旦リードを奪われるが、最後は桜木ジェイアールの勝負強さがチームに勝利をもたらした。この試合では岡田侑大がベンチスタートながら32分18秒もの出場時間を与えられ、15得点と高いパフォーマンスを披露した。

　同地区対決のこのカードは今季初顔合わせ。つまり今節を含めて6試合残っており、後半戦の巻き返しを期す両者にとってシーズンの行方を左右しかねない重要なカードだ。ともに是が非でも先勝したい今節の注目は、特別指定選手の2人。中村は法政大学1年次に初めてBリーグでプレーした時のチームが三河だった。そして、その三河に今季鳴り物入りで加入したのが、拓殖大学を2年次の途中で中退してプロ入りに舵を切った岡田だ。マッチアップの可能性もある2人は中村が21歳、岡田はまだ20歳。その若さでチームにエナジーを与える活躍を期待したい。

文＝吉川哲彦

■ロースター
・横浜（ヘッドコーチ：トーマス・ウィスマン）
細谷将司
 川村卓也
 高島一貴
 湊谷安玲久司朱
 中村太地
 橋本尚明
 ハンター・コート
 田渡凌
 竹田謙
 エドワード・モリス
 プリンス・イベ
 小原翼
 アーサー・スティーブンソン
 ブランドン・コストナー