2019.03.11
■横浜ビー・コルセアーズvs千葉ジェッツ(@横浜国際プール)
第1戦:3月9日15時5分、第2戦:3月10日14時5分
横浜ビー・コルセアーズにとって、前節のシーホース三河戦は残留プレーオフ回避に向けて好感触を得る戦いぶりだった。終始クロスゲームだった1戦目は第4クォーター残り3分の時点で8点差と離されかけたところから残り34秒で同点に追いついたが、その後アンスポーツマンライクファウルを犯すなど粘りきれず3点差で惜敗。ブランドン・コストナーが3ポイントを8本すべて外したことも悔やまれる。一転して2戦目は両者アップダウンの激しい展開となる中、8点ビハインドで迎えた第4クォーターを29-11と圧倒して鮮やかな逆転勝利。川村卓也が3ポイント5本を含む30得点を挙げれば、細谷将司は5本の3ポイントを含む19得点に加えて8アシストと躍動。アーサー・スティーブンソンの19リバウンド4ブロックも光った。今節、その手応えが千葉ジェッツにどこまで通用するかが見ものだ。
その千葉はライジングゼファー福岡を危なげなく退けた。1戦目は石井講祐が3ポイントを5本すべて決めるなど23得点の活躍を見せ、5試合ぶりの100点ゲーム。2戦目も40分間を通じて安定感のあるオフェンスで87得点。2戦とも1ケタ失点のクォーターがあり、いずれも60点台前半に抑えるなどディフェンス面も申し分なかった。石井は2戦目で8得点止まりながら、1戦目の3つに続いて2戦目は5つのスティールを記録。攻守両面で抜群の貢献度を示している。
横浜は外国籍選手のインサイドが攻守とも安定し始め、特にオフェンス面である程度の数字が見込めるようになった。とはいえ、トランジションオフェンスの得意な千葉を相手にハイスコアゲームに持ち込むのは得策ではなく、ディフェンスで相手をスローダウンさせてポゼッションを減らす必要がある。トーマス・ウィスマンヘッドコーチの的確な指示と、それを選手が遂行できるかが重要なポイントだ。千葉を70点台に抑えることができれば、勝機は十分にある。
文=吉川哲彦
■ロースター
・横浜(ヘッドコーチ:トーマス・ウィスマン)
細谷将司
川村卓也
高島一貴
湊谷安玲久司朱
中村太地
橋本尚明
ハンター・コート
ジョナサン・ホームズ
田渡凌
竹田謙
エドワード・モリス
小原翼
アーサー・スティーブンソン
ブランドン・コストナー
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
マイケル・パーカー
田口成浩
トレイ・ジョーンズ
大宮宏正
アキ・チェンバース
西村文男
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
石井講祐
原修太
小野龍猛
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