2019.03.09
■千葉ジェッツvsライジングゼファー福岡(@船橋アリーナ)
第1戦:3月2日15時5分、第2戦:3月3日15時5分
シーズンの3分の2を消化した現時点でリーグ全体の首位に位置し、悲願の2冠へ突き進む千葉ジェッツ。ここまでは大きな故障者等が出ることなく順調にきているが、前節は琉球ゴールデンキングスとの地区首位対決で2戦目に敗れて今季7敗目。1戦目は62失点とディフェンスで琉球をねじ伏せながら、逆に2戦目は第1クォーターで8得点に抑えこまれるなど67得点止まり。1月まで2度しかなかった60点台の試合が、2月は4試合で3度を数えた。ディフェンスの良い琉球と栃木ブレックスが相手だったとはいえ、オフェンスが武器の千葉としては気がかりな点。また、琉球との2戦目で負傷した西村文男の回復具合も気になるところだ。
横浜ビー・コルセアーズと残留プレーオフ圏内同士で激突したライジングゼファー福岡も1勝1敗。1戦目は遥天翼と城宝匡史がともに16得点を挙げる活躍も実らず敗れたが、2戦目は前日に今季2度目の1ケタ得点に終わったデクスター・ピットマンが33得点と暴れ、ベンジャミン・ローソンも25得点で続いて横浜を振りきった。そのローソンはインジュアリーリストに入ったが、滋賀レイクスターズを退団したマーカス・ブレイクリーが加入。外角中心のオフェンススタイルを持つ選手とあって、チームの戦略にも幅が出そうだ。
千葉は今節で今季の西地区とのレギュラーシーズンでの対戦を全て終えるが、福岡にとっても今季2勝10敗と苦しんだ東地区との対戦はこれが最後となる。ここで東地区のチームから白星を奪ってきっかけをつかみたい。そのカギになるのは、福岡が千葉を上回るリーグ4位のリバウンド。特に千葉のオフェンスリバウンドからの得点を防ぐことで勝機が広がるはずだ。ただし、ブレイクリーが入った場合はサイズダウンしてしまうため、チーム全員で取りに行く意識を持てるかどうか。遥や波多野和也、加納誠也に加えて、今季2ケタリバウンドを2度記録している山下泰弘にも期待したい。
文=吉川哲彦
■ロースター
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
マイケル・パーカー
田口成浩
トレイ・ジョーンズ
大宮宏正
アキ・チェンバース
西村文男
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
石井講祐
原修太
小野龍猛
・福岡(ヘッドコーチ:ボブ・ナッシュ)
遥天翼
山下泰弘
小林大祐
薦田拓也
波多野和也
エリック・ジェイコブセン
津山尚大
青木ブレイク
石谷聡
城宝匡史
加納誠也
デクスター・ピットマン
マーカス・ブレイクリー
鈴木龍雄
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