2019.03.09

B1残留を争う両者の一戦、滋賀レイクスターズは日本人選手の活躍が必須

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滋賀レイクスターズvs秋田ノーザンハピネッツ(@ウカルちゃんアリーナ)
第1戦:3月9日14時5分、第2戦:3月10日14時5分

 現在6連敗中の滋賀レイクスターズは、B1では唯一となる未だ1ケタ勝利にとどまっており全体18位。B1残留へ黄色信号がともっている。しかし、前節は京都ハンナリーズ相手に善戦し、今後へ手応えをつかむ戦いを見せた。その京都戦、中断期間に獲得したアレン・ダーラムヘンリー・ウォーカーを2戦通じて起用。第1戦ではウォーカーが25得点9リバウンド、ダーラムが23得点13リバウンドといきなり結果を残すなど、京都相手に終盤まで1点を争う好ゲームを演じた。続く第2戦では両外国籍選手がともに25得点オーバーを記録。加えて高橋耕陽が18得点をマークしたが、残りの得点者が中村功平狩野祐介の2名にとどまり5点差で敗戦。西地区2位の京都をあと一歩のところまで追い詰めた。

 とにかく「勝利」という結果がほしい滋賀は今節、ホームに戻り現在B1全体14位の秋田ノーザンハピネッツと対戦。前節、大阪エヴェッサと相まみえた秋田は、第1戦を55失点に抑えて15点差で勝利を収めた。この勝利で連敗を「6」で止めたが、続く第2戦では第1戦で出番がなかった特別指定選手の吉井裕鷹に16得点、ジョシュ・ハレルソンに23得点を与えて計88失点。下山大地が今シーズン最多タイとなる16得点を挙げたものの、ディフェンスが崩れてリベンジされた形となった。

 滋賀と秋田は今季のリーグ戦では初だが、昨年12月に行われた「第94回天皇杯」2次ラウンドでは対戦済み。その時は73-62で秋田に軍配が上がっている。両者ともにB1残留へ向け、今回の対戦はより白熱した展開が予想される。とくに滋賀にとっては連勝すれば秋田と4勝差、連敗すれば8勝差に引き離れる状況であり、B1残留プレーオフ回避を目指す上で重要な戦いになる。

 加入後の2戦で計51得点を挙げたウォーカーが懲罰処分を受けて第1戦は出場停止。しかし、今シーズン攻守にわたりチームをけん引しているガニ・ラワルが控えているため、そこまでウォーカー不在が響くことはないだろう。滋賀が待望の白星を獲得するには、やはり日本人選手の活躍が不可欠。前回勝利を挙げたライジングゼファー福岡戦で6本の3ポイントをマークした狩野祐介は、直近4試合では2本しか決まっておらず、彼の得点面での出来が勝敗を大きく左右することになりそうだ。

■ロースター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
西裕太郎
アレン・ダーラム
二ノ宮康平
紺野ニズベット翔
ヘンリー・ウォーカー
樋口大倫
高橋耕陽
荒尾岳
ガニ・ラワル
狩野祐介
伊藤大司
鹿野洵生
中村功平

・秋田(ヘッドコーチ:ジョゼップ・クラロス・カナルス)
野本建吾
下山大地
白濱僚祐
成田正弘
下山貴裕
中山拓哉
ドワイト・コールビー
保岡龍斗
小野寺祥太
ジャスティン・キーナン
カディーム・コールビー
谷口大智
長谷川暢

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