2019.03.30

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ自慢のオフェンスを京都ハンナリーズがいかに抑えるか!? CS進出に向けてともに連勝が欲しい

バスケットボールキング編集部

京都ハンナリーズvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(@ハンナリーズアリーナ)
第1戦:3月30日15時5分、第2戦:3月31日14時5分

 西地区からどのチームがチャンピオンシップに進出するか!? 2位の京都ハンナリーズと3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズが対決する今節は目が離せない。ゲーム差は1だけに、結果次第では順位が入れ替わる可能性がある。それだけに京都、名古屋ともに連勝を果たしたいところだ。今シーズンの対戦成績は2勝2敗の五分。最後の直接対決で京都は名古屋Dを引き離して2位の座を固めたい。一方名古屋Dは2位に返り咲いて残り8試合に弾みをつけたい。

 ホームの京都は3月17日の栃木ブレックス戦、試合開始早々に司令塔の伊藤達哉をアクシデントで失ったものの、その他の選手が奮起してリーグを代表する強豪チームから勝ち星を奪い取った。しかし、その勝利の代償が大きかったのか。続くサンロッカーズ渋谷戦でまさかの連敗を喫し、さらに前節では、西地区1位の琉球ゴールデンキングスと接戦を演じるものの、琉球のスコット・モリソンにゴール下を決められ、最後の最後でうっちゃられてしまった。

 対する名古屋Dも3月の成績が4勝6敗と負けが先行してしまっている。その状況において、チームの精神的な柱であるジャスティン・バーレルが故障から復帰したのは嬉しいニュースだったが、それにより今シーズン、チームの得点王だったマーキース・カミングスとの契約を解除する決断をしている。これがどのようにその後の戦いに反映されるかと注目された前節の大阪エヴェッサ戦では安藤周人がチーム最多の16得点をゲット。張本天傑笹山貴哉も15得点をあげるなど、カミングスの穴を日本人プレーヤーで埋めることができた。

 京都は伊藤の復帰が待たれるところだが、これまでどおり、ジュリアン・マブンガデイヴィッド・サイモンを軸にゲームを組みたたてくるだろう。その中で晴山ケビン岡田優介日本人プレーヤーがどのように絡んでくるかに注目だ。さらに浜口炎ヘッドコーチが名古屋D自慢のオフェンスをどのように抑えるかも見逃せないところ。

 一方の名古屋Dは大阪戦同様、日本人プレーヤーに期待したい。エースに成長した安藤の活躍は不可欠であり、安藤のドライブから外国籍選手へのアシストを京都も警戒しなければならない。今シーズンの両チームの総決算とも言える対戦だけに、熱戦が繰り広げられることは必至だ。

文=入江美紀雄

■ロースター
・京都(ヘッドコーチ:浜口炎)
伊藤達哉
晴山ケビン
綿貫瞬
鶴田美勇士
岡田優介
玉木祥護
岸田篤生
シャキール・モリス
ジュリアン・マブンガ
内海慎吾
頓宮裕人
デイヴィッド・サイモン
片岡大晴

・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
中務敏宏
笹山貴哉
張本天傑
安藤周人
中東泰斗
ジャスティン・バーレル
クレイグ・ブラッキンズ
満田丈太郎
小林遥太
菊池真人
笠井康平
木下誠
ヒルトン・アームストロング

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