2019.10.27
■大阪エヴェッサvsレバンガ北海道(@おおきにアリーナ舞洲)
第1戦:10月26日15時5分、第2戦:10月27日15時5分
前々節の連勝で白星が先行した大阪エヴェッサは、前節は名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦した。第1クォーターでいきなり20点ものビハインドを背負ったが、第2クォーターにリチャード・ヘンドリックスと長谷川智也が得点を重ねて追いすがり、第3クォーターには一時逆転に成功。しかしその後再び相手に勢いを与えてしまい、残り1分2秒には5点差まで迫りながらも結局追いつくことはできず、長谷川の19得点、伊藤達哉の11アシストも水の泡となった。4勝3敗で迎える今節は、連敗で勝率5割を切ることだけは避けておきたい。
レバンガ北海道も、アルバルク東京をホームに迎えた前節はロースコアで前半をしのいだものの、第3クォーターの25失点が響いて黒星。3ポイントが1本しか決まらずに63得点止まりだったのも痛かったが、故障者続出で8人しかベンチ入りできなかったA東京の弱みを突くことができず、うまくかわされてしまった印象だ。開幕から4連勝しながら、その後は1勝3敗でA東京と順位が入れ替わった。今節連敗すると勝率5割となり、さらに順位を落とす可能性もある。
現時点で勝ち越している両者に共通する課題はフリースロー。その成功率は、昨季も苦しんだ大阪が現在ワースト4位、かつては総得点に占めるフリースローの割合が多かった北海道は大阪を下回る同2位という状況だ。大阪は4勝3敗と勝ち越しているにもかかわらず得失点差がマイナス28で、その一因がフリースローであることは明白。両者ともファウル数がやや多めとあって、フリースローの精度は大きな意味を持ってくるはずだ。今季大阪に加わったアイラ・ブラウンと、その大阪から北海道に移籍したファイ・パプ月瑠は、ともに貴重な帰化選手としてスターターに名を連ね、一定の出場時間を得ている。決して得意とは言えないフリースローを沈めて、チームの雰囲気を高めることができるか。2人のフリースローは重大な使命を帯びる。
文=吉川哲彦
■ロースター
・大阪(ヘッドコーチ:天日謙作)
今野翔太
伊藤達哉
藤髙宗一郎
リチャード・ヘンドリックス
長谷川智也
橋本拓哉
合田怜
小阪彰久
畠山俊樹
アイラ・ブラウン
ショーン・オマラ
ジョシュ・ハレルソン
・北海道(ヘッドコーチ:内海知秀)
橋本竜馬
ケネディ・ミークス
マーキース・カミングス
ファイ・パプ月瑠
中野司
多嶋朝飛
折茂武彦
市岡ショーン
桜井良太
マーク・トラソリーニ
内田旦人
川邉亮平
松島良豪
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