2019.10.31

注目対決目白押しの一戦、通算対戦成績はアルバルク東京がわずかにリード

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宇都宮ブレックスvsアルバルク東京(@ブレックスアリーナ宇都宮)
第1戦:11月1日19時25分、第2戦:11月2日19時25分

 B1リーグ第6節を終え、強豪ひしめく東地区は全6チームが勝率5割超え。1試合の結果で順位が大きく変動する中、今節は7勝3敗で3位の宇都宮ブレックスと6勝2敗で1位のアルバルク東京が激突する。

 第5節でサンロッカーズ渋谷の連勝を止めた宇都宮は、前節は富山グラウジーズを相手に星を分け合った。第1戦は一度もリードを許すことなく88-75で快勝。チーム全体で37本もの3ポイントを放ち、シャブリック・ランドルフ遠藤祐亮がともに4本、比江島慎鵤誠司喜多川修平の3人が2本沈めた。田臥勇太が発熱のため今シーズン初めて欠場した第2戦は、第1クォーターで14-15、第3クォーターで15-24と大事な出だしでつまずき、接戦の末に69-72で敗戦。第2節から続いていた連勝が「7」でストップしたものの、竹内公輔が復帰2試合で計10得点18リバウンドと本来の姿を披露したことはプラス要素だ。

 A東京はリーグ屈指のオフェンス力を誇るシーホース三河に連勝。第1戦は出場した8人中7人が3ポイントを決めるなど躍動し、ターンオーバー3個とチーム完成度の差を見せつけた。第2戦はミラン・マチュワン田中大貴アレックス・カークの3人が20得点以上と爆発。激しい点の取り合いを99-95で制し、4連勝と調子を上げている。

 また、小島元基の長期離脱を受けて山本柊輔を獲得した。レバンガ北海道でプレーした2018-19シーズンは終盤に頭角を現し、A東京との最終節では2戦計22得点11アシストをマーク。今シーズンはカナダリーグ挑戦のため渡米し、Gリーグのストックトン・キングスで練習生としてトレーニングを積んできた。A東京加入に際し「自分の持ち味であるハードDFとピックアンドロールでゲームに勢いをもたらし、1日でも早くチームの力になれるよう日々全力で取り組んでいきます」と意気込んでおり、安藤誓哉正中岳城に代わるポイントガードとして期待される。

 両チームともにBリーグ初年度から同じ東地区に所属。過去3シーズンにおけるレギュラーシーズンの対戦成績はA東京が11勝9敗とわずかにリードしている。宇都宮としてはホームで2勝して、成績をタイにしておきたいところ。須田侑太郎の古巣戦というだけでなく、竹内兄弟対決、比江島と田中の日本代表マッチアップ、遠藤と菊地祥平の“ディフェンダー”勝負など注目が多い中、ディフェンスの強度が勝敗を分けるだろう。

■ロースター
・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
比江島慎
遠藤祐亮
竹内公輔
田原隆徳
渡邉裕規
鵤誠司
橋本晃佑
ライアン・ロシター
栗原貴宏※インジュアリーリスト
山崎稜
喜多川修平
シャブリック・ランドルフ

・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基
安藤誓哉
ケビン・ジョーンズ
正中岳城
ジェフ・エアーズ※インジュアリーリスト
ザック・バランスキー
須田侑太郎
ミラン・マチュワン
菊地祥平
竹内譲次
田中大貴
山本柊輔
アレックス・カーク

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