2019.11.01

サンロッカーズ渋谷のディフェンス網をシーホース三河のガード陣が突破できるか

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シーホース三河vsサンロッカーズ渋谷(@ウィングアリーナ刈谷)
第1戦:11月2日14時5分、第2戦:11月3日14時5分

 中地区4位のシーホース三河と東地区2位のサンロッカーズ渋谷が、三河のホーム、ウィングアリーナ刈谷で対戦する。このカード、今シーズン初の顔合わせとなるが、昨シーズンは2勝2敗と星を分けた。

 シーズン開幕から約1カ月が経つが、三河は現在3勝7敗と借金が4つ先行する苦しい状況だ。新潟アルビレックスBB富山グラウジーズ琉球ゴールデンキングスとは1勝1敗の五分で渡り合ったものの、東地区の強豪、千葉ジェッツ宇都宮ブレックスアルバルク東京には2連敗を喫している。

 しかし、前節のA東京戦で浮上のきっかけをつかんだかもしれない。10月26日の第1戦が84-92、翌27日の第2戦では95-99と敗れたものの、リーグ1といわれる強固なディフェンスを売りにするA東京から84点、95点と奪ったことをポジティブにとらえたい。特に第2戦では一時15点ものビハインドを負いながら逆転に成功。最後は振り切られる形となったが、調子は上向きと見ていいだろう。

 対するSR渋谷は開幕節で千葉に連勝スタートすると、勢いに乗ってさらに3連勝を果たして東地区の首位に躍り出た。その後、宇都宮、川崎ブレイブサンダースに今シーズン初の連敗を喫するものの、川崎との第2戦は91-71のスコアで快勝。ここまでの戦いぶりがフロックでないことを証明して見せた。

 今シーズンのSR渋谷はオールコートに激しく当たるディフェンスを武器としている。それだけにスタミナの消耗が心配されるが、それを支えているのがタイムシェアだ。これまでの8試合でメンバー全員がコートに立ち(杉浦佑成はケガのため1試合欠場)、最も平均プレータイムが長いのがライアン・ケリーの33分57秒、10名が10分以上コートに立ち、一番少ないファイサンバでも8分以上の出場時間を与えられている。

 SR渋谷のディフェンスは主にボール運びにアタックを仕掛ける。それに対して若い三河のガード陣がどのように対応できるかが勝敗を分けると言えるだろう。SR渋谷のディフェンス網を突破でき、金丸晃輔ダバンテ・ガードナーのポイントゲッターにボールが渡れば三河のペースとなるはず。40分の攻防の中で、どちらがペースを握ることができるかがカギを握る。

■ロースター
・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
會田圭佑
川村卓也
岡田侑大
長野誠史
森川正明
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
加藤寿一
桜木ジェイアール
ミッケル・グラッドネス
クリス・オトゥーレ
ダバンテ・ガードナー

・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
関野剛平
セバスチャン・サイズ
ファイサンバ
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
杉浦佑成
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー
田渡修人

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