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“強心臓”河村勇輝を称賛「メンタルタフネスが半端ない」Bリーグ島田チェアマンが期待感語る

日本時間8日、マーベリックスとのプレシーズンゲームに出場したグリズリーズ・河村勇輝[写真]=Getty Images
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 10月10日、Bリーグ島田慎二チェアマンが「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI」概要発表会見後の取材にて、NBAメンフィス・グリズリーズに帯同している河村勇輝(前横浜ビー・コルセアーズ)についてコメントした。

 河村は8日(現地時間7日)に行われたプレシーズンゲーム初戦、第4クォーター途中からコートに入ると、9分16秒のプレータイムで5得点3アシストをマーク。非公式戦の試合終盤ではあったが、出場早々に3ポイントを決め、攻守に渡ってチームの起点となるなど、上々の“NBAデビュー”を飾った。

 海外挑戦が決まった段階から河村へのエールを度々口にしていた島田チェアマンは、「チャンスがあるなということを証明したと思います。まだ始まったばかりですし、本当に大変な世界ですけど、やってくれると思います」と、初戦から存在感を発揮した河村を称賛。

 また、河村が先日の公開練習で新人恒例のダンスコンテストで優勝したこと、そしてプレシーズンゲームでは最初のシュートを決めたことにも触れ、「メンタルタフネスが半端ない。ああいう選手じゃないと活躍できないので。能力と人間性とメンタルタフネスを備えているレアな選手」とも話した。

 帰化選手を除けば、これまでNBAの公式戦でプレーした日本人選手は、田臥勇太宇都宮ブレックス)、渡邊雄太千葉ジェッツ)、八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)の3名。富樫勇樹(千葉J)や馬場雄大長崎ヴェルカ)らもNBAの舞台を目指し海の向こうで挑戦してきた。Bリーグでは2030年までに“NBA選手を5人輩出”することを中期経営計画の目標の一つとして掲げており、河村にその一人となる期待が寄せられている。

 島田チェアマンは「野球でもサッカーでもそうですけど、誰かが結果を出すと、注目されてまた次の人が出てくる。いまBリーグが成長した段階で挑戦しているのは(河村が)初めてのケースなので。そういう選手がどんどん出てくると、Bリーグが成長したことを証明する事になっていくと思う」と、今後のさらなる展開にも期待を込めた。

 河村が所属するグリズリーズの次戦は、日本時間11日9時からホームのフェデックス・フォーラムで行われるシャーロット・ホーネッツ戦。契約奪取へ再アピールなるか、NBA入りを目指す若き司令塔の挑戦に注目だ。

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