2025.06.02
同じ神奈川県川崎市をホームとするバスケットボールB1の川崎ブレイブサンダースに所属する柏倉哲平と、サッカーJ1の川崎フロンターレに所属する脇坂泰斗による異競技対談が実現。1995年生まれ、背番号14、キャプテン経験者という共通点を持つ初対面の2人が、互いの競技の違いなどを探りながら、ホームタウン川崎への思いなどを語った。
お互いの競技について日本代表戦を見る程度だという2人は、試合スケジュールやファンの応援、試合前のルーティン、チームの川崎市との交流方法など、様々な視点で“違い”を見つけながら和やかなムードでトークを展開。そんななか、長いシーズンを戦うプロアスリートとして「リフレッシュの重要性」が共通点として浮上した。

初対面でもトークが弾んだ2人[写真]=金田慎平
一方、対照的だったのがキャプテン像だ。
昨シーズンからフロンターレでキャプテンを務める脇坂は、周囲に気を遣うあまり自身のプレーに悪影響が出てしまったことがあったようで、「恩師の鬼木達前監督が『自分のことを100パーセントやってくれることがチームのためだ』と言ってくれて肩の荷が下りました。気負わずにやるようになりましたね」と、キャプテン像を作り上げた日々を振り返った。

川崎一筋の脇坂泰斗[写真]=金田慎平
今シーズンはキャプテンという肩書こそないものの、「キャプテンがいるから自分は何もしないというタイプでもないので、そのなかでも自分のリーダーシップを発揮して、チームに貢献したい」と柏倉。「チームメートだったり、スタッフ、サンダースファミリーのみなさんが『柏倉いてよかったよね』と、そう言ってもらえるような選手になりたい」と思いを口にした。
4月5日と6日に川崎市とどろきアリーナで開催されるブレイブサンダースの試合では、2日間にわたってフロンターレとのコラボイベントを実施予定。競技の垣根を越えて川崎市を盛り上げたいという思いも持っている。

川崎に加入してからフロンターレの存在感の大きさを実感したという柏倉哲平[写真]=金田慎平
「フロンターレはサッカーだけではなく、川崎市を巻き込んで盛り上げていきたいという思いから、いろいろな活動もやっています。サッカー選手がこういうことをするんだという驚きや喜んでもらえるような活動を続けていきたいなと思います。ブレイブサンダースさんと一緒にバスケとサッカーを優勝して、川崎市で2冠をとれたらうれしいなと思っています」(脇坂)
対談後には、柏倉がリフティング、脇坂がフリースローを体験したほか、ユニフォームも交換。本拠地の隣で戦う仲間との親交を深めた。

柏倉からコツをレクチャーされた脇坂はフリースローを成功[写真]=サッカーキング
4月5日(土)18時5分〜 vsファイティングイーグルス名古屋
4月6日(日)16時5分〜 vsファイティングイーグルス名古屋
4月2日(水)19時〜 vs湘南ベルマーレ
4月9日(水)19時〜 vs横浜F・マリノス
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