2025.06.06

長崎のキャプテン髙比良寛治が秋田へ…創設メンバーとして長崎のB1昇格にも貢献

長崎を退団し秋田へ移籍する高比良寛治[写真]=B.LEAGUE
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 B1秋田ノーザンハピネッツは6月6日、2024-25シーズンをもって長崎ヴェルカを退団した髙比良寛治と2025-26シーズンの選手契約に合意したことを発表した。これにより、同選手は同日付で自由交渉選手リストから抹消される。

 長崎県出身で31歳の髙比良は、183センチ85キロのシューティングガード。芦屋大学からHOS実業団に入団し、2016年のBリーグ開幕後は当時B3の鹿児島レブナイズ、当時B2の香川ファイブアローズでプレー。2021年設立の長崎の創設メンバーとなり、長年キャプテンを務めB1昇格にも貢献した。今シーズンは49試合に出場したが、平均7分06秒のプレータイムで1試合平均0.7得点の成績だった。

 今回の移籍発表に際し、秋田は「髙比良選手は、競争心と熱いリーダーシップを持った選手です」と新戦力を紹介。「コート上では高いエナジーでプレーし、チームに良い影響をもたらしてくれるでしょう。タフなディフェンスと安定した3Pシュートで秋田のバスケットにフィットし、チームを引っ張ってくれることを期待しています」とコメントを寄せている。

 高比良も「オンコート、オフコート共に自分の持っている力を発揮し、成長しながらチームに貢献していきたいと思います。チームに関わる皆さま、一緒に最高の景色を見に行きましょう!来シーズンから宜しくお願いいたします」と力を込めた。

 また、古巣の長崎も「長崎ヴェルカの歴史は髙比良選手と共に歩んできました」と始まり、「熱いキャプテンシーでチームを牽引し、どんな状況でも献身的にチームを支えヴェルカのカルチャーを築き上げてくれた選手の一人です」と同選手を称えた。また、長崎の子どもたちをホームゲームへ招待するシート「HASITシート」など、地域創生を体現し続けた高比良の活動に賛同し、移籍後も長崎での社会貢献活動は引き続きサポートを行うことを公表している。

 自身も「地元長崎にチームが出来て、初めて伊藤さん(伊藤拓摩GM)とzoomで話をしたことを今でも覚えています。素晴らしいビジョンがあり、チームが長崎からBリーグを盛り上げて行こう、地域創生に力を入れる、想像を超えるワクワクがそこにはありました」とチーム発足を振り返りながら、最後には「いつかヴェルカが日本一になり、長崎の街でパレードが行われるその時、成長した選手としての姿でそこに立てるようにこれからも頑張っていきたいと思います‼︎またお会いしましょう‼︎皆さん4年間ありがとうございました!」と思いのこもった長文メッセージを締めくくった。
 

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