2025.06.06
長崎ヴェルカは、今夏退団した髙比良寛治(現・秋田ノーザンハピネッツ)が代表理事を務める「社団法人Sky’s the limit」との業務提携を発表した。クラブ創設メンバーであり、初代キャプテンの一人としてチームを支えた髙比良が、新天地に移籍後も形を変えて古巣および地元・長崎のバスケットボール界に貢献していく。
長崎県出身の髙比良は、2021年のクラブ創設から2025年までの4シーズンにわたってヴェルカに在籍。キャプテンとしてチームを牽引し、B3からB1への最短昇格という快挙の大きな原動力となった。
今回の提携により、長崎ヴェルカは髙比良氏と共に、バスケットボールを通じた長崎県内の子どもたちの支援活動を実施。試合観戦のサポートなど、子どもたちの可能性を広げるための取り組みを行っていくという。
提携発表に際し、髙比良氏はクラブを通じてコメントを発表。「このような機会を作ってくださった長崎ヴェルカの皆さまに感謝いたします」と古巣への謝意を述べた上で、活動への強い想いを語った。
「目指すのは、生まれた環境に左右されず、全ての子供たちが 自分の望む夢を叶えられる未来です。様々な生まれや、家庭環境、地域格差などにより望んだ夢を叶えられなかったり、自分の可能性を最大限伸ばすことが叶わない子供たちが長崎県内にも沢山います。やりたいことが長崎県内ではできずに断念する子や県外に出て行ってしまう子供たちも沢山います。それらの状況を長崎県内、県外の様々な企業や大人たちと連携し社会全体としてサポートの輪を広げるための架け橋となる活動をおこなっていきたいと思います」
チームは離れたが、地元・長崎への想いは変わらない。古巣との新たな関係性で、髙比良は今後も長崎のバスケットボール界の発展に貢献していく。
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