岡田雄三が富山グラウジーズへ…“元会社員”が29歳でB1初挑戦「ワクワクしています」

　富山グラウジーズは6月11日、岡田雄三との2025－26シーズン選手契約が基本合意に達したことを発表した。

　現在29歳の岡田は、180センチ85キロのポイントガード。沼津中央高校、近畿大学を経て、2017－18シーズンに当時B3のアイシン・エィ・ダブリュアレイオンズでキャリアを始めた。2021－22シーズンに地元のベルテックス静岡へ移籍。2024－25シーズンはレギュラーシーズン全60試合に先発出場し、1試合平均9.2得点2.0リバウンド5.1アシスト1.0スティールをマークした。

　岡田は静岡、富山の両チームを通じて、次のようにコメントした。

「ベルテックス静岡に関わる皆さま！！ 4シーズン本当にお世話になりました。そして心からありがとうございました。25歳で会社員からプロへ転向した時、ベルテックス静岡が『最初で最後のチーム』、そんな覚悟を持って静岡に帰ってきました。だからこそ、今こうして退団をお伝えしていることが、不思議な感覚であり実感が湧きません。『B3からB2へ、そしてB1へ』この目標を胸に戦い続けた４シーズンは、自分にとってかけがえのない時間であり、宝物です。もっともっとこのチームで成長して、このチームに貢献したかったです。目標だったB1昇格を果たせないままこのチームを離れることに葛藤もあります。でも、それ以上に自分自身のさらなる成長を求めて、移籍という決断をしました。来シーズンはカテゴリーも上がり、これまで以上に大きな壁が待ち構えていると思います。それでも絶対にやれるという自信はあります。ベルテックス静岡を勝手に代表して、B1の舞台でも暴れてきたいと思います。これまでと変わらず、応援していただけたら嬉しいです。最後に。”スポーツで、日本一ワクワクする街へ。”この理念を胸に、ベルテックス静岡がこれからも熱狂空間を創り続け、静岡をさらに盛り上げていくことを、心から願っています。ベルテックス静岡が大好きでした。もちろんこれからも大好きなチームです。本当にありがとうございました。またね！！！」

「『B1復帰』というクラブにとって非常に意義のある重要なシーズンに、チームの一員として迎え入れていただけたこと、心より感謝申し上げます。関係者の皆さま、本当にありがとうございます。ダビーHCが掲げる『展開の早いバスケット』を体現し、自分の持ち味であるドライブとディフェンスで、勝利に貢献していきたいと思います。また、私にとっては今回が初めてのB1の舞台となります。この新たな挑戦にワクワクしていますし、何よりも、熱烈な応援で知られる“グラブー”の皆さまの前でプレーできることを今からとても楽しみにしています。ぜひ、僕のグッズを身につけて応援していただけたら嬉しいです。共に戦いましょう！」

　なお、富山は11日時点で田中晴瑛との新規契約基本合意、野﨑由之、宇都直輝との継続契約基本合意を発表している。