2025.08.27

U16代表キャプテン白谷柱誠ジャック「経験を還元し勝利をつかみたい」

練習後メディア対応した白谷柱誠ジャック [写真]=バスケットボールキング
バスケットボールキング編集部

 8月31日から9月7日にかけてモンゴル・ウランバートルで開催される「FIBA U16アジアカップ2025」に向け、U16男子日本代表が最終合宿を実施。8月27日、合宿での練習の模様をメディアに公開し、キャプテンを務める白谷柱誠ジャックが取材に応じ、チームの現状や自身の役割について語った。

 チームの雰囲気について、白谷は「状況は非常に良いです。試合が始まればさらに成長していくと思います。今年のチームはコミュニケーションがよく取れているので不安はありません」と手応えを口にした。

 キャプテンを務めるのは今回が初めてだが、白谷はU16代表の中心として強い責任を背負う。「今大会は自分が一番経験がある選手。中学生もいるので積極的に声を出し、2大会連続で敗れている(ワールドカップに出られていない)過去を変えるために、キャプテンとして体現していきたい」と力を込めた。

 この夏は八村塁が主催した「BLACK SAMURAI CAMP 2025」への参加やインターハイ出場など、多くの経験を積んだ。「A代表やB代表の活動もあり、自分にとって刺激になった。キャンプでもトップ選手から学ぶことが多かったです。そうした経験を日本代表のチームメートに伝えたい」と振り返る。

 キャプテンとして心掛けていることは「まず自分が先頭に立つこと」だという。「自分が誰よりも声を出し、プレーで引っ張ること。それを見て周りがついてくるチームにしたい」と話し、責任感をにじませた。また「勝つために今までと違うことをしなければならない」と語り、過去の悔しさを成長の糧にしている。

 アジアカップに向けては「グループリーグで3連勝して首位通過し、準々決勝に勝って準決勝に進むこと」が大きな目標だ。白谷は「簡単ではないが、準決勝に進めば来年のU17ワールドカップ出場権が得られます。そこに向けて全力を尽くしたい」と強調した。

 さらに「海外の同世代には絶対に負けない気持ちで挑む。自分がチームを引っ張り、目標を達成したい」と力強く語り、「今回の経験を将来につなげたい」と決意を示した。

文=入江美紀雄

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