2025.09.26
9月6日、レバンガ北海道は大阪エヴェッサとのプレシーズンゲームに臨み、87-109で敗れた。今シーズンから加入した富永啓生が北海道デビュー戦に臨み、3ポイントシュート5本を含む31得点をマークした。
試合は序盤こそ互角の展開を見せたが、後半には大阪の高確率な外角シュートに押されて失速。最終的に20点以上の差をつけられる結果となった。
指揮を執るトーステン・ロイブルヘッドコーチは、2011-12シーズン以来14年ぶりにレバンガのベンチに立った。「今日の大阪は素晴らしい試合をした。3ポイントを高確率で沈め、我々のディフェンスを打ち破った。87得点は期待以上だったが、109点を許したことを修正しなければならない。オフェンスよりもディフェンスに課題が明確になった」と振り返り、守備面での改善を重視する姿勢を示した。
一方、北海道デビュー戦を終えた富永は「このチームでの初めての試合で、もちろんうまくいかない部分もありましたが、その中でも自分としてはディフェンスの部分、ルーズボールの50:50の場面で相当相手に取られてしまったことが1番大きかったと思っていて、そこからセカンドチャンスでノーマークで3ポイントを打たれてしまったりしていたことで相手を流れに乗せてしまったと思うので、そこは改善していかないといけないと思っています」と振り返った。
続けて「ただ、まずは今日初めての試合を終えて、ほっとした感覚もありますし、ここから楽しみになってくると思います。チームのケミストリーはまだまだこれからですが、ここからもっと一人一人が役割を意識して、チームとしての連携もうまくなっていくと、もっと良くなってくると思います」と前向きな姿勢を見せた。
また、大阪のマット・ボンズに得点を許した場面については「プレシーズンなので、相手を細かくスカウティングするよりは自分たちにフォーカスすることをメインとして臨んだので難しい面もありましたが、相手のマット・ボンズ選手が当たってきた時に、もっとそこは打たせないようにしないといけない中、それでもノーマークで打たれてしまっていたので、そこはもっと試合中にアジャストしないといけなかったと思います」と修正点を語った。
オフェンス面については「まだまだだと思います。特に前半、2ポイントの部分で、レイアップなどいつもなら決められるところも外してしまいましたし、そういったところをもっとしっかり決めていかないといけないです。3ポイントの部分では自分らしさは出たのかなと思いますが、その中でももっとイージーな場面では決めていかないといけないです」と自己分析。
さらに「完成度としてはまだまだだと思います。自分も含め新しい選手も多い中、チームのケミストリーを高め、やろうとしているバスケットをするには、開幕までまだ時間があるので、さらに極めていけるようにしたいです。今日は負けてしまいましたが、チームが成長するには試合を重ねていくことが大切なので、今日の試合をこれからのシーズンの糧にできるようにしていきたいと思います」と語り、長いシーズンを見据えた。
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