2025.09.08
若き才能たちがアジアの頂点を目指し、しのぎを削る「FIBA U16アジアカップ」。男子日本代表にとっては、翌年の「FIBA U17ワールドカップ」への出場権が懸かった極めて重要な戦いだ。
この大会は、将来の日本バスケ界を担うスター候補たちが、初めて国際舞台でその名を轟かせる“飛躍の登竜門”でもある。間もなく開幕する2025年大会を前に、これまでチームの絶対的エースとして得点を量産し、のちにA代表や世界へと羽ばたいていった歴代のチーム得点王を振り返る。

[写真]=fiba.basketball
2011年大会でエースを担ったのは、福岡大学附属大濠高校の杉浦佑成(現・仙台89ERS)。平均14.9得点(大会9位)を挙げチームをけん引し、わずか0.6点差で馬場雄大(現・長崎ヴェルカ)がチーム2位の14.3得点で続いた。
そして2013年、日本のバスケファンに衝撃を与えたのが、当時まだ明成高校(現・仙台大学附属明成高校)1年生だった八村塁(現・ロサンゼルス・レイカーズ)だ。15歳ながら平均22.8得点という驚異的な数字を叩き出し、大会2位のスコアラーに。八村は翌年のU17ワールドカップでも平均22.6得点を挙げて大会得点王に輝いており、この世代で頭一つ抜けた存在だった。

[写真]=fiba.basketball
2018年大会では、桜丘高校の富永啓生(現・レバンガ北海道)が得点源として爆発。平均17.5得点(大会4位)と、世界レベルのスコアリング能力の片鱗を見せつけた。この大会では河村勇輝(現・シカゴ・ブルズ)も出場しており、平均4.3アシストでチームのアシスト王に輝いている。

[写真]=fiba.basketball
記憶に新しい2023年大会では、福大大濠高校の髙田将吾がチームトップの平均16.0得点(大会7位)を記録。このチームには2025年大会でキャプテンを務める白谷柱誠ジャックも出場しており、次なるエースとして期待がかかる。
歴代のU16日本代表エースたちは、その後いずれも日本バスケ界に欠かせない存在へと成長を遂げている。この輝かしい系譜に名を刻む次なるスターは誰なのか。「FIBA U16アジアカップ2025」で躍動する、若き才能たちから目が離せない。
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