2025.06.03
藤田弘輝ヘッドコーチ就任1シーズン目の大阪エヴェッサは、惜しくも勝率5割にはあと1勝届かなかったものの、一昨シーズンから白星を4つ増やし、順位も西地区7位から4位まで上げた。かつてbjリーグ3連覇を成し遂げた古豪として、Bリーグ10シーズン目は5年ぶり2度目のチャンピオンシップ進出を狙いたい。
昨シーズンの外国籍選手とアジア特別枠選手の計4人は、ヴォーディミル・ゲルンが1試合欠場しただけというフル稼働だった。その全員が残留したことは心強く、日本人選手も牧隼利を筆頭に引き続き安定した活躍が計算できるが、合田怜はシーズン終盤にリタイアした悔しさを今シーズン晴らさなければならない。そして、40歳となった竹内譲次の力もまだまだ必要だ。
新戦力として加入したのは4人。仙台89ERSで藤田HCのバスケットを吸収済みの青木保憲は、チームのシステムにもすぐにアジャストするだろう。得点力も年々向上しており、30代に突入して経験値を積み上げてきた司令塔に課された使命は大きい。坂本聖芽は、リハビリ中のため未契約となっている橋本拓哉の穴を埋める存在と期待される。植松義也とともに、移籍を機に一皮むけた姿を披露したいところだ。
昨シーズンはリーグ6位の得点力があったものの、ファウルとターンオーバーが致命傷となり、失点数はリーグで4番目という多さだった。その改善がCSへの近道であることは言うまでもなく、過去に仙台をディフェンスチームに仕立ててB1昇格に導いた藤田HCが、ディフェンスの意識をいかにチームに浸透させるか、その点がクラブの命運を左右する最大の要素となるだろう。
■KEY PLAYER/PG #7 高橋快成

大阪でB1復帰を果たした高橋 [写真]=B.LEAGUE
高校2年次に早くもB3の岐阜スゥープスでプロの舞台に立ち、2022-23シーズンには三遠ネオフェニックスでB1に47試合出場した経験も持つ。その後の2シーズンは岐阜に戻り、昨シーズンはアシストランキング7位に入ると同時に、チームのプレーオフ初進出の原動力となった。縁の深い岐阜を離れてB1に再挑戦する今シーズン、持ち前のアグレッシブさを攻守両面で発揮する22歳の若武者が、大阪躍進のキーマンとなる。
文=吉川哲彦
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