2025.11.09
Bリーグは10月30日に開催した理事会で、2027-28シーズンのB.LEAGUE PREMIERライセンス継続判定を実施し、三遠ネオフェニックスに対して制裁付きでライセンスを継続認定した。罰金額は3000万円。
三遠は2026-27シーズンからB.PREMIERへの参入が決定していたが、豊橋市内に建設予定の新アリーナが自治体の方針変更により一時中断となっていた。2024年11月の豊橋市長選挙の結果を受けて計画見直しが行われ、その後の住民投票で再開が決定したものの、当初計画より工期が遅れる見通しとなった。リーグはクラブ、事業者、自治体からの提出資料や面談を通じて、再開の確実性と開業時期を確認した。
Bリーグでは、B.PREMIERライセンスを交付済みのクラブが新設アリーナの開業を遅らせる場合、合理的な理由が認められれば条件付きでライセンスを維持できると定めている。本件はクラブ起因ではない遅延であり、2029-30シーズン開幕当初からホームアリーナとして使用できる見通しが確認できたため、例外措置の適用により制裁(罰金3000万円)を付して継続が承認された。
島田慎二チェアマンは、建設遅延の背景について「資材高騰や人材不足など外的要因が重なった」と説明し、当初の1年遅延で開業可能と確認できたことを重視したと述べた。「今回の判断は、クラブや自治体、事業者が迅速に再開手続きを進め、合理的な範囲に収まった結果」とも語り、例外適用を「制度上あらかじめ想定された枠組みの運用」と位置づけた。
また、制裁金制度の運用についても言及し、未充足項目の内容や遅延期間に応じて段階的に金額を設定する内部ルールを設けていると説明した。今回の3000万円はその基準に照らして算定されたものであり、クラブ側も事前に制度を把握した上で審査を受けていたという。制裁金の用途については、発生経費を除いた残額をユース分配金や審判の研修費など、競技力向上を目的とする事業の原資に充てる方針を示した。
島田チェアマンは「合理的な理由にあたると判断した」と説明し、制裁金の一部をユース分配金や審判の研修費など競技力向上の原資に充てる方針を明らかにした。今回の判断により、三遠はB.PREMIER参入を維持しつつ、新アリーナの完成に向けた体制を継続していくことになる。
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