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両地区首位争いを演じる千葉Jと名古屋Dがバイウィーク明けに激突…両指揮官が激闘を振り返る

激闘を終えて千葉JグリーソンHC(左)と名古屋DデニスHC(右)は試合を振り返った[写真]=B.LEAGUE
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 12月6日と7日に『りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON』第12節が開催。両地区の首位争いを演じる千葉ジェッツ名古屋ダイヤモンドドルフィンズがバイウィーク明けに相まみえた。

 GAME1は接戦の最終局面、千葉Jがターンオーバーで逆転のチャンスを逃し名古屋Dが勝利。GAME2もお互い譲らず、最後の最後まで勝敗の行方がわからない展開になり、終盤でリードを奪った千葉Jが勝ち、この節は1勝1敗となった。この熱戦の2日間を両チームの指揮官が振り返った。

 名古屋Dのショーン・デニスヘッドコーチはGAME2の試合後に、クラブ公式Xでコメントを発表。「すごい週末になったと思います。2試合とも素晴らしいゲームでしたし、非常にクオリティの高いバスケットができたと思います。Bリーグ10年目として、トップチーム同士がこのレベルの試合をできるのは、リーグとしても誇れることだと感じています」と、連勝はできなかったものの、ハイレベルな戦いに満足感を示した。

「今日は、我々の試合の入りがとても良かったです。昨日とは立場が逆になったような展開でした。一方で、試合を通してルーズなディフェンスから3ポイントを何本か打たれてしまった点は、改善すべきところだと思います」と、冷静に試合を振り返った。

「チームとして良かったのは、相手に対して邪魔し続けることができた点です。これは今日のキーでした。18のターンオーバーを誘発し、ポゼッションゲームでは44–20と大きく上回れたのはポジティブです。学びとしては、4クォーターでのフリースローを落としてしまった場面です。チャンピオンシップで勝てるチームは、ああいった重要な局面で決め切ることができる。そこは今後に向けて改善が必要です」と、反省点も口にした。

 一方、千葉Jのトレヴァー・グリーソンHCも、クラブ公式Xを通しコメント。「本当に気持ちを込めて最後まで戦い抜いた試合だったと思います。出だしから思い通りにいかない部分がたくさんあって、最後まで相手にリードを与える展開になってしまいましたが、それでも残り数秒でリードを奪った選手たちを本当に誇りに思いますし、最後まで戦い続けてくれてとてもよかったと思います」と、選手の戦う姿勢を評価した。

 名古屋Dについては、「改めて、名古屋Dさんは本当に素晴らしく、よくコーチングされているチームだと感じましたし、その力のあるチームに対して、この2試合最後の数秒までわからないようなゲーム展開が出来たことも収穫になりました」と、好敵手を称えた。

 デニスHCも千葉Jとの対戦について「この強度のチームを相手に、さらにこのアリーナでスプリットできたことも評価できる点です。様々なアリーナがありますが、ララアリーナの歓声はリーグでも1位、2位を争う規模だと思います。その環境下で、こうした試合ができたことは非常に誇り高いです」と、称えつつも今後の戦いに自信を見せた。

 両チームともに開幕から好調なシーズンを送り、第12節20試合を終えて名古屋Dは17勝3敗、千葉Jは16勝4敗となった。各地区2位に位置付ける両クラブがシーズン中盤戦で首位奪還なるか、目が離せない展開が続く。

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