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【CS出場チーム紹介②】群馬クレインサンダーズ「連勝記録を生んだ鉄壁守備…今度こそ『最終章を、狂わせる』」

フリーライター

 レギュラーシーズン上位8チームによる「りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2025-26」がいよいよ開幕する。本稿ではチャンピオンシップの出場チームを紹介。2チーム目は2度目の大舞台に挑む群馬クレインサンダーズをピックアップする。

 13連勝。シーズン終盤に見せた連勝劇は圧巻だった。

 クラブのB1最多連勝記録が途絶えたのは第33節。同節の初戦では昨年の覇者・宇都宮ブレックスに4点差で敗れたが、続くGAME2では借りを返した。第35節のGAME1では敵地でレバンガ北海道を105−65のスコアで一蹴。群馬クレインサンダーズは2年連続となるチャンピオンシップ進出を決めた。

 カイル・ミリングヘッドコーチ体制2年目の今シーズンは、指揮官とリーグ制覇を味わった中村拓人ケリー・ブラックシアー・ジュニアという大型補強が実現。序盤からヨハネス・ティーマンコー・フリッピンなどの負傷者が相次いだことで我慢の時間が続いたが、チームは崩れなかった。

「選手たちは高い遂行力を発揮してくれています。特にディフェンス面では本当に素晴らしいパフォーマンスを見せています」

 群馬の強さは、昨シーズンから一貫してディフェンスにある。58試合を終えた時点での平均72.6失点はリーグ1位。ミリングHCは豊富な戦力を駆使して様々なラインナップを採用し、鉄壁の守備でチームを再びCS進出へ導いた。

 ただ、今はまだ通過点に過ぎない。昨シーズンのCSは2試合で終わった。三遠ネオフェニックスに合計176得点を奪われた、苦い記憶がある。

「常に高い要求をしていますし、まだエラーが起こっているので改善していきたい」と指揮官は先を見据える。ディフェンス、リバウンド、3Pシュートが勝利への基盤となる中で、平均35.9本のリバウンドはリーグ下位の数字。CSでより激しさを増すゴール下の争いを、“群馬一丸”でどこまで踏んばれるか。

 合言葉は『MAKE CRAZY』。最終章を、狂わせる。1年前、果たせなかった夢の続きを、今シーズンこそ掴みにいく。

■KEY PLAYER/PG #6 中村拓人

加入初年度ながら確かな存在感を発揮する中村 [写真]=B.LEAGUE

 リーグトップクラスのハンドラーは、緩急自在のドリブルで相手をいなし、ここぞの場面での勝負強さも兼ね備える。「強みはディフェンス」と口にするように、藤井祐眞と激しい圧をかける前線からの守備は、群馬の新しい武器の1つだ。

「僕がここに来た一番の理由はチームを優勝に導くことだと思っています。その責任をしっかりと感じながらも、素晴らしい仲間たちと楽しみながらシーズンを戦いたい」

 開幕前、中村拓人はそう誓った。

 攻守の中心を担うポイントガードは、覚悟を決めて新天地へ飛び込んだ。その決断を自らの手で証明する舞台が、いよいよ幕を開ける。

文=小沼克年

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