2026.05.28
5月14日、島田慎二氏(JBA会長/Bリーグチェアマン)のポッドキャスト番組『島田のマイク』第287回が配信。JBAが発表した男子日本代表の強化方針と、2036年のオリンピックまでを見据えた“12年構想”について語った。
5月1日に行われたJBAの会見で、男子日本代表の強化方針が発表された。柱は2036年まで3大会分のオリンピックを見据えた12年という中長期スパンでの計画で、背景にあるのはA代表・ネクストA代表・その次の世代という層を途切れなくつなぐ連続性への強い意識だ。
これまでは各世代の育成につながりにくい状況があり、島田氏は「連帯感が弱かったというか、つながりの連続性みたいなところは決して強かったとは言えない」と振り返る。その反省を踏まえ、強化委員長・伊藤拓摩氏、アンダーカテゴリー強化部会長・井手口孝氏(福岡第一高校コーチ)らと連携しながら、才能ある選手を早期に発見・育成し、必要であれば海外挑戦の機会も与えていく体制を整えた。
「(2036年オリンピックは)今から10年後じゃないですか。その頃に25歳ぐらいで経験を積み始めた勢いのいい時代になるとしたら、今の15歳、中3ぐらいですよね。今の中3ぐらいの選手をどう育てていくかが、10年後のオリンピックでどうできるかに関わる」と、島田氏は未来の代表の在り方を見据えた展望を述べた。
今回の会見では2026年夏における男子代表候補選手53名も発表され、17歳のベネディクト研一郎(St. George’s School)や白谷柱誠ジャック(福岡大学附属大濠高校)といった若い世代も名を連ねる。今後は合宿や国際試合を経て20名程度に絞り込まれ、最終的に代表ロースター12名が決定する。島田氏は「選手は常に誰が行ってもいい、ぐらいの形になるのが理想」と述べ、A代表・B代表という区分けをなくし、50人規模を常に高い水準で準備させておくことの重要性を強調した。
強化方針キーワードは「日常を世界基準に」で、海外挑戦や高度なフィジカルトレーニングなど、世界と向き合える経験を若いうちに積ませていく。「育ってきてくれたらいいなというよりは、育てていくぞという、業界としての姿勢が大事」と島田氏は訴えた。今回明確にしたのは「勝つことと勝ち続けることを両方追う」というスタンスだ。大会ごとに体制がリセットされてきた従来の構造を変え、強化委員長が長期的な育成にも責任を持つ。
男子代表は今後、『FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選』Window3として7月3日の中国戦・7月6日の韓国戦、Window4として8月27日・31日の代表戦が続く。名古屋で開催される第20回アジア競技大会(9月10日〜20日)を控え、代表活動は佳境に入る。
今回のエピソードでは、候補選手の“見える化”による好影響への期待や、noteの更新を続ける島田氏の情報発信への考え方なども語られた。
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