53分前

「海賊魂は永遠に僕の心にある」現役引退の川村卓也氏セレモニー…“古巣”横浜BCへの感謝と次世代にエール

引退セレモニーでの川村卓也[写真]=B.LEAGUE
バスケ情報専門サイト

 10月18日、横浜BUNTAIで行われた「りそなグループ B.LEAGUE 2026-27 B.LEAGUE PREMIER リーグ戦」横浜ビー・コルセアーズ対レバンガ北海道のハーフタイムに、川村卓也の引退セレモニーが実施された。

 川村は9月21日、20年以上にわたる現役生活から退くことを発表。2005年にオーエスジーフェニックスでプロキャリアを始め、リンク栃木ブレックス、和歌山トライアンズ、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋などでプレーした。Bリーグ初年度の2016-17シーズンに横浜BCへ加入すると、2018-19シーズンまでの3シーズンにわたり、不動のエースとしてチームをけん引した。

 類いまれなシュート力と勝負強さを武器とし、「オフェンスマシーン」とも称された。2016-17シーズンには、千葉ジェッツ戦で決めた劇的な逆転シュートでBリーグ初代タフショット賞を受賞した。同シーズンの残留プレーオフでは、秋田ノーザンハピネッツとの第3戦で残り1秒に逆転の3ポイントシュートを成功。クラブを降格の危機から救い、横浜BCの歴史に残る名場面を生み出した。

 引退セレモニーでは、川村が横浜BCで築いた軌跡を振り返るスペシャルムービーが上映された。会場に集まったファンへあいさつした川村は、「海賊魂は永遠に僕の心にあるつもりです」と、クラブへの変わらぬ思いを口にした。

 さらに、当日の対戦相手である北海道と、Bプレミアで躍動する選手たちにも言及。「今日のレバンガ北海道も手ごわい相手ですし、富永啓生というバケモノもいますけど、みんなには新井楽人という選手がいると思います」と語り、北海道の得点源として存在感を示す富永に対し、横浜BCには即戦力として存在感を放っている“ルーキー”新井がいると強調した。

 続けて、新たに始まったBプレミアでの日本人選手の役割にも触れ、「プレミアというリーグを迎えて、日本人選手の活躍が必須となっている分、私が担ってきたシューティングガードというポジションの選手が、これからますます力を求められる時代になっていくと思います」と、自身が長年プレーしてきたポジションの重要性を説き、次世代を担う選手たちへ期待を寄せた。

 最後には「頑張れ、ビーコル。そして『GO B-COR!』をしながら、みんなで新しいプレミアを盛り上げていってほしいなと思います。今日は本当にこういう機会を作っていただいて、足を運んでいただいて、本当にありがとうございました」と、横浜BCとファンへ感謝の言葉を送った。あいさつを終えた川村には、自身の名前が刻まれた海賊旗が贈られ、会場から大きな拍手が送られた。

 川村は9月の引退発表時、「記録に残る選手にはなれなかったかもしれません。それでも、皆さんの記憶に残る選手になれていたのなら、これ以上うれしいことはありません」とコメントしていた。横浜BCの不動のエースとしてクラブの一時代を築き、数々の劇的なシュートでファンを魅了した川村。引退セレモニーでは、心に刻まれた「海賊魂」とともに、これからのBプレミアを担う選手たちへ思いを託した。

川村 卓也の関連記事

横浜ビー・コルセアーズの関連記事

B.PREMIERの関連記事