2019.03.04
1月26日、ほぼ1カ月ぶりにアリーナ立川立飛に帰ってきたアルバルク東京は大阪エヴェッサと対戦。日本代表でスタートの竹内譲次を体調不良で欠くA東京は(竹内はベンチ外だったがチームには帯同)、大阪のジョシュ・ハレルソン、トレバー・ムバクウェの活躍で前半を9点ビハインドの36-45で折り返した。
しかし、後半に入ると、ディフェンスを修正したA東京が反撃開始する。苦し紛れのシュートを相手に打たせると、そのこぼれ球を速攻に結びつけ逆転。ゲームの流れを自力で取り戻したA東京は第4クォーターでは完全にペースを取り戻し、最終的には85-70のスコアで大阪から勝利をあげた。
この試合でアレックス・カークと並ぶチーム最多の19得点をあげた馬場雄大が試合後、メディア対応。馬場は「前半はチームディフェンスが機能しませんでした。それを第3クォーターから相手のオフェンスにアジャストできて、状況を打開できたのが大きかったと思います」と勝因を分析した。
自身が得意とする速攻からダンクで会場を盛り上げるシーンが何度もあったが、「ファンの皆さんが盛り上がってくれることはわかっています。それが相手へのプレッシャーにもなるし、自分たちのバスケ、アルバルクのスタイルだと思っています」と胸を張った。さらに「第3クォーターを大事にしています。第4クォーターでは遅いというのはチームの共通認識です。みんなのディフェンスがあってあとは決めるだけ。それがルカのいう全員バスケなんです」。
馬場は終盤に逆転され、悔しい負けを喫した前節の千葉ジェッツ戦についても言及。「自分の反省として、千葉戦は集中力が欠けていた部分もありました。自分がやらなくても周りがやってくれる。そんなふうに頼ってしまう場面もあったと思います。では自分はどうすべきなのか!? 今日の試合を振り返れば、それを短い間で修正できたのかなと。消極的にシュートを打っても入らない。外れてもいからアグレッシブに行こうと決めていました」。
昨シーズンのチャンピオンの東京だが、現在東地区では3位に位置するなど、今シーズンは厳しい戦いが続いているのではないかと質問すると、「対戦相手は何を仕掛けてきますが、自分たちは受け身のプレーとなってしまうことも多いかもしれないです。昨シーズンはアグレッシブなディフェンスで自分たちから仕掛けていたと思います」と振り返る。
シーズンは後半戦に突入した。追う立場であるA東京にとって負けられない試合が続く。そのチームにエネジーを注入するのが馬場の役割。速攻からダンクを叩き込めば勢いは大いに増すはずだ。「それでもチャンピオンシップに向けて仕上げていくしかありません。今は顔を上げるしかない。これからは受け身のプレーをしないように、年齢に関係なく自分が先頭に立ってやっていきます」。馬場は自身に言い聞かせるように誓いを新たにした。
文=入江美紀雄
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