2021.02.05

2連勝で調子を上げる滋賀レイクスターズ、攻守に冴えが見られない千葉ジェッツをホームで破りたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

滋賀レイクスターズvs 千葉ジェッツ(@YMITアリーナ)
第1戦:2月6日17時5分 第2戦:2月7日14時5分

 滋賀レイクスターズは年明けから白星がなく、前々節まで5連敗を喫していたが、前節は信州ブレイブウォリアーズを連破。1戦目は第3クォーターまでの14点リードを3点差まで詰められたが、ジョナサン・オクテウスらの活躍で逆転を許さず逃げきった。2戦目は前半のビハインドを後半に取り返し、1点を争った第4クォーターに晴山ケビンの3ポイントで延長に持ちこむと、その延長も晴山の6得点が効いた。前々節に続いてスターター起用された野本大智は連日の2ケタ得点。重要な場面でもコートに立つなど、ショーン・デニスヘッドコーチの信頼を勝ち取った。また、信州と勝率で並び、直接対決の結果によって順位を入れ替えることに成功している。

 今節の相手は千葉ジェッツ。東地区2位という難しい相手であることは間違いないが、このところ攻守に冴えが見られないのも事実。特にオフェンス面で目の覚めるような速攻が影を潜め、1月は一度も80得点をクリアできず、1試合平均73.2得点。富樫勇樹も今シーズン初の無得点があったほか、3試合連続で2ポイント成功シュートがゼロに終わるなど、不調は明らか。滋賀がつけ入る隙は十分にあるだろう。

 もう一つ、滋賀にとって有利な材料は、千葉が第23節の試合を3日前に消化し、疲労を残したままアウェーに乗りこむこと。千葉よりも準備に時間を割ける滋賀は、デニスHCの戦略家としての一面を発揮するチャンスだ。逆に千葉の大野篤史HCにも、現状を打破する一手を期待したい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
ジョナサン・オクテウス
村上駿斗
狩俣昌也
ジョーダン・ハミルトン
晴山ケビン
今川友哲
アンガス・ブラント
野本大智 ※特別指定
伊藤大司
頓宮裕人
前田怜緒

・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
コー・フリッピン
田口成浩
赤穂雷太 ※特別指定
大宮宏正
西村文男
シャノン・ショーター
佐藤卓磨
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
セバスチャン・サイズ
ラシードファラーズ
原修太

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