ゲーム差「1」で相まみえる両チーム、島根スサノオマジックは展開の早いバスケットで勝利を目指す

大橋裕之

フリーライター

島根スサノオマジック

2021.02.10 19:05 T.O.
試合終了
松江市総合体育館

滋賀レイクス

■島根スサノオマジックvs滋賀レイクスターズ（@松江市総合体育館）
2月10日19時5分

　ゲーム差はわずか「1」。西地区5位の島根スサノオマジックと同6位の滋賀レイクスターズが、今シーズン3度目の対戦に臨む。

　島根は浮上のきっかけとなる姿を前節の広島ドラゴンフライズ戦で披露した。北川弘を起点に、デモン・ブルックスら外国籍選手らがよく走り、ハーフコートでもピック＆ロールを駆使して相手のディフェンスを攻略。第2戦はリード・トラビスを欠いたが、ウィリアムスニカやペリン・ビュフォードが活躍し、終盤は反撃の糸口を与えなかった。

　一方、滋賀は3連勝を狙ったが、前節の千葉ジェッツ戦で2連敗。いずれの試合もセカンドチャンスポイントで20点以上を失い、わずかな隙も見逃さない相手に力の差を見せつけられた。ただ、第1戦では4クォーターで21点ビハインドを大きく挽回する時間帯を作り出すなど粘りを見せた。ディフェンスが機能した展開でジョーダン・ハミルトンに加え、若手の前田怜緒や野本大智の活躍が光っていた。

　両チームの対戦成績は今シーズン、島根の3戦全勝。しかし、その内の2戦は10月の開幕節とあって、お互い外国籍選手がそろっておらず参考記録だろう。フルメンバーとなった2度目（昨年10月28日）は2点差の接戦だった。

　今節は島根のボールも人も動く展開の速いバスケットに、滋賀が対処できるかが勝敗を分けるポイントだろう。また、島根はニカを投入することでビックラインアップも組めるだけに、滋賀は頓宮裕人の起用してミスマッチを埋めることも考えられる。彼にとっては昨シーズンを過ごした古巣との一戦であり、そのプレーに注目が集まる。

文=大橋裕之

■ロスター
・島根（ヘッドコーチ代行：河合竜児）
後藤翔平
 橋本尚明
 山下泰弘
 北川弘
 ペリン・ビュフォード
 リード・トラビス
 阿部諒
 杉浦佑成
 白濱僚祐
 小阪彰久
 デモン・ブルックス
 ウィリアムスニカ
 神里和