2021.04.02

両者ともに譲れない京滋ダービー、京都ハンナリーズはウイング陣の働きがポイント

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

京都ハンナリーズ vs 滋賀レイクスターズ(@京都市体育館)
第1戦:4月3日18時5分 第2戦:4月4日14時5分

 終盤戦に入り新型コロナウイルスのまん延が不安視される中、今節では京都ハンナリーズvs滋賀レイクスターズの京滋ダービーが開催。今回の舞台はハンナリーズアリーナだ。

 前節は敵地で信州ブレイブウォリアーズと対戦した京都だったが、67-82で敗戦。相手の堅いディフェンスを前に終始思うような攻撃ができず、完敗とも言える内容で敗れた。第2クォーターで8-21とされると、試合をとおして16個のターンオーバーを犯し、アシストは40分間でわずか7。外国籍選手が揃って2ケタ得点をマークしたが、栗原ルイスに24得点を許してしまったのが誤算だった。

 滋賀戦へ向けては、単発の攻めが目立ったオフェンスの修正が必要。松井啓十郎満田丈太郎細川一輝らの得点はもちろんのこと、たとえ自らがスコアできなくとも、味方を生かすプレーで攻撃に潤いを与えたい。

 一方の滋賀は、前節のシーホース三河戦が中止となり1週間ぶりの2連戦。川崎ブレイブサンダースとの第29節では惜しくも勝利を逃したが、2日連続で相手を苦しめた。特に90点以上の失点が続いていたディフェンスでの成長が光り、川崎を連日70点台に抑えたことは収穫と言える。

 その原動力となったのが、前線からプレッシャーをかけ続け、第1戦では4スティールを奪ったキャプテンの狩俣昌也だ。京都戦でもアグレッシブなディフェンスでチームを6試合ぶりの勝利へ導けるか注目だ。

 第9節に行われた滋賀vs京都の対戦は1勝1敗で終了。今シーズン最後の京滋ダービーは、どちらに軍配が上がるか。白熱した2日間なることを期待したい。

文=小沼克年

■ロスター
・京都(ヘッドコーチ:小川伸也)
寺嶋良
會田圭佑
大庭岳輝
久保田義章
松井啓十郎
満田丈太郎
レイヴォンテ・ライス
石谷聡
細川一輝
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
ジョナサン・オクテウス
村上駿斗
狩俣昌也
ジョーダン・ハミルトン
晴山ケビン
今川友哲
アンガス・ブラント
野本大智 ※特別指定
伊藤大司
頓宮裕人
前田怜緒

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