2021.09.21

開幕戦で実現するB初の北関東ダービー…田臥と五十嵐はともに「リバウンド」を強調

合同取材に応じた田臥(左)と五十嵐(右)[写真]=B.LEAGUE
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 9月30日に2021-22シーズンの幕が開けるBリーグ。今シーズンも熱い戦いが期待されるなか、開幕を前に田臥勇太宇都宮ブレックス)と五十嵐圭群馬クレインサンダーズ)が合同取材に応じた。

 昨シーズンファイナルへ進出したものの優勝を逃した宇都宮。ライアン・ロシターらチームの核を担う3選手が移籍したが、キャプテンを務める田臥は、「外国籍選手が変わったので、チーム全体で成長していきたい。開幕戦はチーム全員、ファンの方と一緒に戦えることを楽しみにしている」と語った。

 圧倒的な強さでB2を制し、満を持してB1での戦いに挑む群馬。ヘッドコーチにトーマス・ウィスマン氏を迎え、オンドレイ・バルヴィンアキ・チェンバースなど即戦力を加えた。新たな陣容で臨むため、五十嵐は「なかなかうまくいかないこともあると思う」と不安を口にしたが、「チームとしてはホームタウンを移して新たなスタートを切るし、個人的にも移籍したので、新たな気持ちで頑張っていきたい」と決意を新たにした。

 Bリーグでは初の対戦となる両チーム。田臥は群馬について「去年いた選手がB2で結果を残して、B1に上がってきた。補強もして勢いがあるし、チャレンジャーの気持ちを持って戦わないといけない」と警戒。「(群馬は)得点力がアップしてアップテンポな展開できるチームになったと思うので、自分たちはしっかりディフェンスから入ってリバウンドを取り、オフェンスにつなげていきたい」とプランを語った。

 一方、五十嵐は宇都宮を「Bリーグを引っ張っているチーム」と称賛。そのうえで「宇都宮はディフェンス力のあるチームだと分かっている。そのディフェンスをこじあけるのも重要だが、自分たちもしっかりディフェンスから入りたい。リバウンドがカギになると思うので、そこからいいオフェンスにつなげたい」とポイントを挙げた。

 田臥と五十嵐はともに1980年生まれ。昨シーズンをもって竹田謙(元横浜ビー・コルセアーズ)が現役引退したため、両者はBリーグ最年長となる。田臥は「40を過ぎても戦えるのはうれしいしありがたい。五十嵐選手はあいかわらずキレキレなので、刺激になっている」、五十嵐は「コートで対戦できるのはお互い刺激になっている。若い選手に負けないように、という思いで頑張っていきたい」と笑顔で話した。

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