2021.09.30

【滋賀vs三遠】新加入選手を多く迎えた両チーム、滋賀は積極的なディフェンスを起点にチームバスケを発揮できるか

フリーライター

滋賀レイクスターズ vs 三遠ネオフェニックス(@ウカルちゃんアリーナ)
第1戦:10月2日17時5分 第2戦:10月3日14時35分

 ともにチームを一新。B1最で平均年齢が最も若い西地区の滋賀レイクスターズが、ホームで同地区の三遠ネオフェニックスを迎え撃つ。

 昨シーズン地区6位の滋賀は、新ヘッドコーチに佐賀バルーナーズを率いたルイス・ギル氏を迎え、継続選手は野本大智今川友哲のみ。若手を中心に11人を補強し、ロスターの平均年齢25.5歳とB1で最も若い。スペイン代表のアシスタントコーチも務める新指揮官の下、激しいディフェンスから展開の速いバスケを繰り出すスタイルはプレシーズンゲームで随所に披露された。ペイントアタックに加え、林翔太郎柏倉哲平が射抜く外角が嚙み合うと勢いづく印象だ。

 一方、昨シーズン地区9位の三遠も継続選手は津屋一球ら4人だけ。杉浦佑成松脇圭志というシュート力と体の強さを兼ね備えた選手や、山内盛久津山尚大ら東地区で経験を積んだガードを獲得。外国籍選手も元ドイツ代表のエリアス・ハリスらをそろえるなど、総勢7名を迎えた。球際でタフに戦えるロスターを構築した印象を受けるが、プレシーズンゲームとはいえ、ファイティングイーグルス名古屋レバンガ北海道に3連敗したことは気がかりだ。

 開幕節、滋賀はプレシーズンゲームで見せたような積極的なディフェンスを起点として、チームバスケを発揮できるか。選手個々の力で言えば三遠が上回るかもしれないが、若さと結束力で対抗したい。対する三遠は個々の力は申し分ないものの、それをチームとして機能させることができるか。ともに発展途上なだけに、チームを乗せる選手が出てくると面白い。

文=大橋裕之

■ロスター
・滋賀(ヘッドコーチ:ルイス・ギル)
オヴィ・ソコ
澁田怜音
小澤智将
今川友哲
柏倉哲平
キーファー・ラベナ
野本大智
トビンマーカス海舟
ノヴァー・ガドソン
林翔太郎
ショーン・オマラ
森山修斗
川真田紘也

・三遠(ヘッドコーチ:ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ)
サーディ・ラベナ
ロバート・カーター
太田敦也
杉浦佑成
岡田慎吾
ジャスティン・ノックス
松脇圭志
エリアス・ハリス
田渡凌
津山尚大
津屋一球
山内盛久

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