2022.01.06

【富山vs秋田】ホームで連勝を目指す富山、堅守を誇る秋田に対してターンオーバーを減らせるか

フリーライター

富山グラウジーズ vs 秋田ノーザンハピネッツ(@富山市総合体育館)
第1戦:1月8日18時5分 第2戦:1月9日13時5分

 久しぶりの連勝を狙いたい西地区8位の富山グラウジーズは、今節堅守を誇る秋田ノーザンハピネッツと対戦。オフェンスで苦戦する時間帯が予想されるが、前節の広島ドラゴンフライズとの第2戦に90-74で勝利したように、足を使った粘り強いディフェンスから勝機を見出したいところだ。

 富山のキーマンは、ブライス・ジョンソンだろう。機動力を見込まれ、先発起用された前節の第2戦で21得点9リバウンドを挙げ、スティールも4本を記録した。ジュリアン・マブンガが万全でなかった中、攻防両面で貢献は大きく、今節も期待される。ただ、両日ともにチームで15個以上を計上したターンオーバーは課題として残る。秋田に対しては致命傷になりかねず、警戒して臨みたい。

 対する東地区5位の秋田は、好調をキープしている。前節、滋賀レイクスターズに勝って3連勝を飾り、昨年12月から10勝2敗とした。両日ともに長谷川暢中山拓哉が先陣を切るハードなチームディフェンスが炸裂。ボールを奪っては得点に結びつけ、今シーズン初めて同一カード2連戦で90点越えを記録した。直近12戦の平均失点が70点を下回る安定した防御だけでなく、攻撃にも磨きがかかる。

 秋田は3ポイントランキング1位のジョーダン・グリンに厳しいマークを寄せられながらも、全員でスコアできるスタイルが強さの秘訣だ。直近3試合に限るとベンチを温めた選手はおらず、得点はばらつく傾向にある。グリンも相手を引き付け、速攻の起点にもなって献身的な姿を見せており、チーム一丸で連勝更新を目指す。

文=大橋裕之

■ロスター
・富山(HC:浜口炎)
小野龍猛
山口祐希
飴谷由毅
ブライス・ジョンソン
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜
宇都直輝
松井啓十郎
ドワイト・ラモス
ジュリアン・マブンガ
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

・秋田(HC:前田顕蔵)
王偉嘉
大浦颯太
田口成浩
ジョーダン・グリン
アレックス・デイビス
川嶋勇人
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
カディーム・コールビー ※インジュアリーリスト
コルトン・アイバーソン
古川孝敏

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