2022.02.11

【横浜vsA東京】横浜は連勝で調子上向き、A東京は千葉とのゲーム差を縮める大事な一戦

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

横浜ビー・コルセアーズvsアルバルク東京(@トッケイセキュリティ平塚総合体育館)
第1戦:2月13日16時5分 第2戦:2月14日19時5分

 順位争いの当面のライバルとなるレバンガ北海道と激突した第21節、横浜ビー・コルセアーズは会心の連勝を果たした。第1戦は第1クォーターだけで15得点を叩き出した森川正明の活躍で勢いづき、19点差の快勝。森井健太の8アシストを筆頭に計29アシストとチームプレーが光り、ターンオーバーもわずか5個だった。第2戦は前半の13点リードを追い上げられ、第4クォーター終盤には3度逆転されるシーソーゲームとなったが、その3度の逆転はいずれも森川の得点でひっくり返した。レジナルド・ベクトンが万全でない中、須藤昂矢河村勇輝が2戦とも2ケタ得点を挙げるなど日本人選手の躍動で連勝を勝ち取り、北海道を抜いて東地区8位に順位を上げた。

 アルバルク東京は第21節の千葉ジェッツ戦まで3節連続で中止となり、第16節の代替試合である今回の横浜戦は第18節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦以来18日ぶりの試合となる。その名古屋D戦は終始リードを許す展開のまま敗れてしまったが、その前は10連勝。東地区2位の千葉との直接対決で順位を逆転する機会は失われたが、今節で連勝すれば千葉とのゲーム差を「0」にすることができる。

 A東京の10連勝の間、得点面で安定感を増したのがジョーダン・テイラー。横浜が日本人選手をマッチアップさせるか、あるいはエドワード・モリスをインサイドに配してレイトン・ハモンズをテイラーにマッチアップさせるか、青木勇人ヘッドコーチの采配が興味深い。

文=吉川哲彦

■ロスター
・横浜(HC:青木勇人)
パトリック・アウダ
レイトン・ハモンズ
ジェイコブス晶 ※特別指定
河村勇輝 ※特別指定
レジナルド・ベクトン
古牧昌也
森川正明
阿部龍星
大庭岳輝
土屋アリスター時生
森井健太
キング開
須藤昂矢
エドワード・モリス
生原秀将

・A東京(HC:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基
ジョーダン・テイラー
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
菊地祥平
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

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