2022.03.31

【群馬 vs A東京】高い遂行力が問われる群馬、対するA東京は堅守を取り戻せるか

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

群馬クレインサンダーズ vs アルバルク東京(@太田市運動公園市民体育館)
第1戦:4月2日15時5分 第2戦:4月3日15時5分

 3月30日に行われた第19節の代替試合で、群馬クレインサンダーズ滋賀レイクスターズとの接戦を制して4試合ぶりの勝利を手にした。前半終了時点で44-34と10点のリードを奪ったものの、第3クォーターで反撃に遭い、同点で最後の10分間へ。第4クォーターはシーソーゲームとなり、試合残り40秒で80-83と3点のリードを奪われたが、トレイ・ジョーンズの活躍で逆転。84-83で試合を制した。

 今節、群馬がホームで対戦するのはアルバルク東京。30日にレバンガ北海道と戦ったA東京は、第1クォーターで6点をリードされると、最後まで相手を捉えることができず敗戦し、連勝が「8」で止まった。最終盤では2点差まで詰め寄ったが、アレックス・カークのファウルトラブルや相手に高確率で3ポイントシュートを沈められたのが痛かった。

 五十嵐圭が約1カ月半ぶりに復帰を果たすなどメンバーがそろってきた群馬に対し、北海道戦のA東京は9人での戦いを強いられた。群馬としてはこのアドバンテージを生かしてホーム連勝を狙いたい。勝利へは滋賀戦で16個を数えたターンオーバーを減らす必要があり、A東京の堅いディフェンスに対してさらなる遂行力が問われるだろう。

 対するA東京はディフェンスの修正が必須。特に五十嵐が復帰したことでより得点面に比重を置けるジョーンズを、ジョーダン・テイラー田中大貴が守りきれるかに注目したい。また、インサイドでは吉井裕鷹だけでなく、平岩玄がチームを助けられるか。

文=小沼克年

■ロスター
・群馬(HC:トーマス・ウィスマン)
マイケル・パーカー
トレイ・ジョーンズ
五十嵐圭
八村阿蓮 ※特別指定
杉本天昇
野本建吾
オンドレイ・バルヴィン
笠井康平
菅原暉
アキ・チェンバース
上江田勇樹
山崎稜
ジャスティン・キーナン

・A東京(HC:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基
ジョーダン・テイラー
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
菊地祥平
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

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