2022.12.28

宇都宮・比江島慎が自身のタフショットを解説「どの状況でも入りそうだなという感覚はあった」/B MY HERO!

11月30日の群馬戦で衝撃的なショットを決めた比江島[写真]=B.LEAGUE
バスケ情報専門サイト

 12月27日、Bリーグ応援番組『B MY HERO!』が2022-23シーズンの第14回配信を迎えた。番組では新企画「選手自ら解説!B MY HERO!的 MONTHLY BEST of TOUGH SHOT」を実施した。

 同企画は、毎節Bリーグ公式で発表される『BEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5 presented by G-SHOCK』に選ばれたプレーの中から、毎月1度“B MY HERO 的 BEST of TOUGH SHOT”を一つ選出して表彰。さらに、受賞した選手本人に当該プレーについて解説してもらうというもの。

 初回となる11月度の「MONTHLY BEST of TOUGH SHOT」に選ばれたのは、宇都宮ブレックス比江島慎が11月30日の群馬戦で決めたショット。接戦の末に延長戦を迎えていた同試合、81-84と3点を追う状況から比江島は味方との連係で自身のマークを引き剥がし、3ポイントシュートをヒット。この得点でチームは土壇場で同点に追いつくことに成功し、試合はダブルオーバータイムに突入。最終的に91-89で勝利することとなった。


 番組にVTR出演した比江島は、受賞の感想として「何より激戦だった群馬さんとの試合を、勝利に導くようなシュートがこのように評価されるというところは、個人としても目指しているところですし、すごくうれしく思います」とコメントした。

 選ばれたショットについては、「このインバウンドプレーでは、ジョシュ・スコットがスクリーンをかけるプレー。そこでしっかりオープンを作れているので、あとは決めるだけでした」と解説。タイムアウトなどを挟まずに生まれたプレーだったが、「こういう場面とか、時間がない時のためのフォーメーションは用意していましたが、それを今まであまり使っていませんでした。そういうところもこのプレーの布石になった。チームとしてはしっかり準備していたので、形になってよかったと思います」と振り返った。

 同日、比江島は3ポイントを9本中7本成功と優れたシュートタッチを見せていた。本人は「疲労感があるなかでしたけど、その分リラックスできていたのか、最初からシュートタッチは良かった。どの状況でも入りそうだなという感覚はあった」と回想。勝敗の分かれ目となる場面でのビッグプレーだったが、「弱気になってしまったりとか、相手にスキを見せてしまうとやられてしまう時間帯だったので、強気に、アグレッシブさを失わずにというところは心がけています」とそうしたシーンにおける持論も明かした。

[写真]=B.LEAGUE


 また、昨シーズンはチャンピオンシップのMVPに輝いたこともあってか、比江島へのプレッシャーやディフェンスの寄りはさらに激しくなっているというが、「そのなかでしっかりと3ポイントを高確率で決められているのはいいことなのかなと思います」と相手の対策を乗り越え、チームに勝利をもたらす気概は十分の様子だった。

「どう対処すればいいのかというのも分かってきたし、成長も感じながらやれている」とさらなるレベルアップの兆しさえ見せる比江島。日本を代表するシューティングガードのより一層の活躍が期待される。番組のアーカイブはバスケットボールキングのYouTubeで視聴可能となっている。

比江島 慎の関連記事

宇都宮ブレックスの関連記事

B1の関連記事