2023.01.30

リベンジを果たして中地区首位に返り咲いた横浜BC「苦しい中で殻を破る試合ができた」

26得点5リバウンド7アシストと躍動した河村 [写真]=B.LEAGUE
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 1月29日、Bリーグの第20節が各地で行われ、横浜ビー・コルセアーズ京都ハンナリーズとホームでの第2戦に臨んだ。試合後のコメントをクラブ公式ホームページが伝えている。

 第1戦では河村勇輝が19得点12アシストをマークするも、76-80で京都に惜敗し、連勝が「4」でストップする。第2戦も接戦となるが、試合残り10秒にチャールズ・ジャクソンがオフェンスリバウンドを押し込み、横浜BCが79-78でリベンジを果たした。

 京都のジェロード・ユトフに23得点、マシュー・ライトに22得点を奪われた第2戦では、7点ビハインドで試合を折り返すなど、前半は特に苦しい試合展開となったが、青木勇人ヘッドコーチは「後半はツーガードにして、スピードとディフェンスの強度を上げました。河村選手のスコアリング能力を生かしながら、森井(健太)選手のディフェンス力を使い、少し目先を変えてみたことが上手く機能して、何とか最後に追い越すことができました」と激闘を振り返った。

 さらに、指揮官は「我慢が続く展開でも、それぞれが最後まで自分の仕事を全うしてくれた結果、また一つ苦しい中で殻を破るような試合ができたと思います」と語り、後半に巻き返し、試合終盤の攻防を制したチームを称えた。

 この試合で5本の3ポイントを含む26得点5リバウンド7アシスト2スティールと活躍した河村は、「昨日は自分たちの強みであるディフェンスにフォーカスできなかったことで負けてしまいました。前半ではユトフ選手を止めきれず、乗りきれない状況が続いたので、後半でユトフ選手を自由にさせないこととチームディフェンスへの意識を高めました」と後半の立て直しについて触れると、「タフな相手だったので最後に1点差で勝つことができて安心しています」と素直な心境を語った。

8本のオフェンスリバウンドを奪い、横浜BCのインサイドを支えたジャクソン[写真]=B.LEAGUE

 また、20得点12リバウンドと躍動したジャクソンは、「2日間ともタフな試合でしたが、チームとして崩れずに昨日の分をやり返そうという気持ちで挑みました。チーム一丸となって最後に勝利できてうれしいですし、青木HCの誕生日に勝利を届けられたことは誇らしいです」と語り、指揮官の49回目の誕生日を自らの決勝点による白星で飾った。

 さらに、「会場の声が後押しになりました。ファン・ブースターの皆さんのサポートのおかげで流れをつかむことができたし、私たちが活躍できるのも皆さんのおかげです。数年間コロナ禍で声が出せなかったですが、一部解禁したということで、皆さんの熱い応援が戻ってきてうれしいです」と横浜国際プールに集まったホームのファンへ感謝の思いを述べた。

 この勝利により、再び中地区の首位に立った横浜BCは、次節に東地区首位で16連勝中の千葉ジェッツをホームで迎え撃つ。

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