2023.03.21

【秋田vs宇都宮】ディフェンスに課題が残る秋田、宇都宮の比江島慎を抑えることができるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

秋田ノーザンハピネッツvs宇都宮ブレックス(@CNAアリーナ☆あきた)
3月22日19時5分

 3月最初の2試合は得点力不足に苦しんだ秋田ノーザンハピネッツだが、前節の横浜ビー・コルセアーズ戦はGAME1に84得点を挙げて勝利。接戦となったなか、第4クォーターはスタントン・キッドが得点を伸ばし、3点差に迫られた残り12秒には古川孝敏の22得点目で勝利を決定づけた。GAME2は保岡龍斗も14得点を挙げる活躍を見せたが、肝心のディフェンスが機能せず、第3クォーター途中からは常に10点以上リードされる展開で黒星。ただ、東地区3位の群馬クレインサンダーズとのゲーム差は「1」に縮まった。

 その群馬との前々節に快勝した宇都宮ブレックスは、前節も島根スサノオマジックを70点台に抑えることができたが、GAME1が60点、GAME2が61点と、自らの得点も伸びず連敗。シュートの精度を欠き、特にGAME2は3ポイントシュートが21本中3本成功にとどまり、9本しか打てなかったフリースローも5本外した。勝率5割に逆戻りとなり、今節敗れると再び“借金”生活に入る。

 逆に秋田も、今節の直接対決で敗れると再び勝率で並ばれてしまうが、第11節の対戦では宇都宮を53得点に封じて勝った。ただし、前節は横浜BCが相手でも得点力を回復できたとはいえ、3月の4試合ですべて80失点以上を喫していることを考えると、ディフェンスは締め直す必要がある。特に、前回対戦時に欠場した比江島慎は、チームがオフェンス面で悩むなかでも安定して得点を重ねており、決して警戒を緩めてはならない。

文=吉川哲彦

■ロスター
・秋田(HC代行:ケビン・ブラスウェル)
スティーブ・ザック
王偉嘉
大浦颯太
田口成浩
スタントン・キッド
ケレム・カンター
川嶋勇人
伊藤駿
中山拓哉
小栗瑛哉※特別指定
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
古川孝敏

・宇都宮(HC:佐々宜央)
田臥勇太
笠井康平
ヤンジェミン
比江島慎
遠藤祐亮
竹内公輔
荒谷裕秀
高島紳司 ※特別指定
渡邉裕規
鵤誠司
喜多川修平
グラント・ジェレット
ジョシュ・スコット
アイザック・フォトゥ

BASKETBALLKING VIDEO