2023.04.11

【川崎vsSR渋谷】天王山連勝でCS進出目前の川崎、前回対戦で無得点の藤井祐眞は奮起できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

川崎ブレイブサンダースvsサンロッカーズ渋谷(@川崎市とどろきアリーナ)
4月12日19時5分

 中地区首位争いの天王山となった前節の川崎ブレイブサンダース。2戦とも先手を取る展開から横浜ビー・コルセアーズの猛反撃を受け、特にGAME2は一旦逆転される苦しい試合運びだったが、両日ともに5000人を超える大観衆の前で奮起し、連勝で直接対決を3勝1敗として終えた。マット・ジャニングを欠くなか、GAME2は3ポイントシュートで6割近い成功率を残したことも勝因の一つだ。「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」進出マジックを「2」とし、今節はマジック対象のサンロッカーズ渋谷と対戦。勝利すれば、6回連続のチャンピオンシップ進出が確定する。

 そのSR渋谷は新潟アルビレックスBBを退け、自力で中地区3位を維持。7点ビハインドで折り返したGAME1は第3クォーターにベンドラメ礼生がチームを勢いづけ、6点差で逃げきった。GAME2は19個のターンオーバーを誘発する好ディフェンスで64失点と、地力の差を示した。チャンピオンシップ進出は風前の灯だが、信州ブレイブウォリアーズシーホース三河に地区3位の座を譲らないよう、まずは次節以降の勝率5割復帰を目指したい。

 第17節の対戦は川崎が7点差で制したが、両者ともに外国籍選手1人を欠いたなか、日本人選手の得点力ではSR渋谷に軍配。川崎はニック・ファジーカスマイケル・ヤングジュニア、ジャニングの3人に得点が偏り、日本人選手は計14得点だった。なかでも、無得点に終わった藤井祐眞は今節の奮起が必須。前節は活躍が目立っただけに、チャンピオンシップに向けてギアを上げるいいタイミングだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・川崎(HC:佐藤賢次
藤井祐眞
マイケル・ヤングジュニア
篠山竜青
増田啓介
前田悟
鎌田裕也
納見悠仁
ニック・ファジーカス
マット・ジャニング
熊谷尚也
長谷川技
ジョーダン・ヒース

・SR渋谷(HC:浜中謙
関野剛平
ケビン・ジョーンズ
ベンドラメ礼生
小島元基
西野曜
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
石井講祐
津屋一球
ライアン・ケリー
盛實海翔
田渡修人
井上宗一郎

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