2023.04.11

【千葉Jvs秋田】エドワーズ復帰の千葉J、バランス良く得点を伸ばすことができるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

千葉ジェッツvs秋田ノーザンハピネッツ(@船橋アリーナ)
4月12日19時5分

 第26節の対戦で連勝を「24」で止められた仙台89ERSに対し、千葉ジェッツは前節にその借りを返した。GAME1はディフェンスで圧倒し、26点差の快勝。ジョン・ムーニーが23得点18リバウンド、ヴィック・ローが18得点12リバウンドでインサイドを制圧した。GAME2は今シーズン最多の96失点と苦しんだが、クリストファー・スミスの37得点などで主導権を譲らず、今シーズン5度目の100点ゲーム。第22節以来の出場となったギャビン・エドワーズは、GAME2で17得点と完全復活をアピールした。

 秋田ノーザンハピネッツアルバルク東京という難敵との対戦で、GAME1はリードを守りきれず、第4クォーターに27失点を喫して2点差の逆転負け。この時点で相手の「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」進出が決まってしまった。しかし、GAME2は逆に第3クォーターの27得点でリードを奪い、最後に点差を詰められたものの、逃げきった。宇都宮ブレックス群馬クレインサンダーズと勝率で並んだ状態から一歩抜け出し、東地区3位に浮上。チャンピオンシップ進出の可能性は消えたが、残る10試合はこの順位をキープしたい。

 千葉Jは今シーズンの直接対決で3戦3勝ながら、第9節GAME2が75得点、第17節が74得点と、秋田のディフェンスに若干苦しんだ印象もある。前者はムーニー、後者はローを欠いたという台所事情があったとはいえ、チャンピオンシップを見据えると欠場者の影響が出てしまうのは避けたいところ。チーム全体の得点バランスを意識した試合運びを心掛けたい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・千葉J(HC:ジョン・パトリック)
富樫勇樹
小川麻斗
ヴィック・ロー
高橋克実 ※特別指定
二上耀
西村文男
大倉颯太
佐藤卓磨
ギャビン・エドワーズ
ラシードファラーズ
荒尾岳
原修太
ジョン・ムーニー
クリストファー・スミス
米山ジャバ偉生

・秋田(HC代行:ケビン・ブラスウェル)
スティーブ・ザック
王偉嘉
大浦颯太
田口成浩
スタントン・キッド
ケレム・カンター
川嶋勇人
伊藤駿
中山拓哉
小栗瑛哉※特別指定
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
古川孝敏

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