2023.04.18

【三河vs川崎】中地区優勝マジック「2」の川崎、三河への苦手意識を払拭できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

シーホース三河vs川崎ブレイブサンダース(@ウィングアリーナ刈谷)
4月19日19時5分

 直接対決で連勝すればサンロッカーズ渋谷に勝率で並び、中地区3位に浮上するチャンスだったシーホース三河だが、GAME1は第2クォーターに29失点を喫したことが響き、最後に追い上げたものの黒星。この時点で「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」進出の可能性も消滅した。しかし、GAME2は一貫してハイペースのなか、6点差を追う第4クォーターにクロスゲームを展開。最後の4分で17点を積み上げ、今シーズン最多の110得点でリベンジを果たした。得失点差で相手に優位を譲ったものの、2ゲーム差に戻したことで地区3位はまだ射程圏内だ。

 川崎ブレイブサンダース新潟アルビレックスBBに危なげなく連勝。GAME1では納見悠仁が古巣を相手に12得点7アシストと躍動し、GAME2はニック・ファジーカスが41得点を叩き出した。3ポイントシュートの成功率が高かったこともあり、29本、27本とアシストの数字が伸びた。中地区優勝マジックは「2」となり、今節の三河戦に勝ち、横浜ビー・コルセアーズが敗れれば地区優勝決定となる。

 ただ、川崎にとって、第4節で連敗を喫している三河は不気味な相手でもある。敗れた2試合はターンオーバーが多く、自らチャンスを潰して得点が伸びなかった印象。勝った第18節も第3クォーターに最大17点差をつけながら、その後に追いつかれる苦しい試合運びだった。前節GAME2で19得点13アシストの長野誠史と、2戦計60得点のクインシー・ミラーは特に警戒しなければならない。

文=吉川哲彦

■ロスター
・三河(HC:鈴木貴美一)
中村太地
柏木真介
細谷将司
長野誠史
アンソニー・ローレンスⅡ※インジュアリーリスト
シズ・オルストン
ブランドン・ジャワト
角野亮伍
西田優大
橋本晃佑
セドリック・シモンズ※インジュアリーリスト
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

・川崎(HC:佐藤賢次)
藤井祐眞
マイケル・ヤングジュニア
篠山竜青
増田啓介
前田悟
鎌田裕也
納見悠仁
ニック・ファジーカス
マット・ジャニング
熊谷尚也
長谷川技
ジョーダン・ヒース

BASKETBALLKING VIDEO