2023.06.08
5月21日、沖縄アリーナで「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」セミファイナルが開催され、横浜ビー・コルセアーズが琉球ゴールデンキングスとの第2戦に臨んだ。
第1戦に70-86で敗れた横浜BCは、河村勇輝をステーティング5に復帰させると、第1クォーターを25-22で終える。その後、第3クォーターでは一時逆転を許すも、63-63の同点で第4クォーターに突入。しかし、最終クォーター中盤にリードを広げられ、最後は84-88で惜敗した。
横浜BCはクラブ公式サイトを通じてヘッドコーチや選手のコメントを伝えている。
今シーズン、チームをけん引し続けた河村は、「本当に悔しい気持ちでいっぱいです。最後まで僕を信じてボールを預けてくれたチームメートや、戦術を考えてくださったチームスタッフ、応援に駆けつけてくださったブースターの皆さん、画面越しで応援してくださった皆さんに、エースとして結果で期待に答えられなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです」と試合後の素直な心境を語った。
「今季はワクワクしたチームだった」と語る河村は、「チャンピオンシップ出場という目標を達成できたことは良かったですが、バスケットボール選手として、チームとしても日本一になるという目標はもっと先にあったので、負けてしまったことは悔しいです」と手応えと悔しさの両方を噛み締め、「この経験を活かして選手として成長していきたい」とさらなる飛躍を誓った。
また、青木勇人HCは、「GAME1の敗戦を受けて、修正を入れながら戦うことができました。残念ながら負けてしまったが、『負けてしまったから失敗』ということではなく、これもクラブにとってのプロセスの一つだと思っています」と語り、「選手・スタッフ・フロント、そして一緒に応援してくれた方々のことを誇りに思うし、クラブとしての素晴らしい一歩となるシーズンだった」と総括した。
キャプテンを務めた森井健太は、「今シーズンは厳しいことや辛いことも多かったですが、そのたびに『次は俺が』と試合毎にステップアップする選手が変わったり、ヒーローが生まれたりしたチームでした。そういったチームだったからこそ、ここまで来ることができました」と躍進した今シーズンを振り返った。
さらに、「この舞台でバスケができたのは間違いなくブースターの方々の思いがあったからこそです。ただ、ファイナルに行くところを見せることができなかったので、セミファイナルで負けるという経験を活かしていけるかは自分たち次第です。本当に熱い応援とクラップをありがとうございました」とチームの背中を後押ししたファンへ向けて感謝のメッセージを送った。
天皇杯でベスト4進出を果たし、初のCS出場、さらにセミファイナル進出と大きな飛躍を遂げた横浜BC。クラブ史上初の経験を積み、来シーズンはどんな成長を見せてくれるのだろうか。
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