2023.05.31

信州・熊谷航が自身のタフショットを解説&シーズンを総括…「チームMVPはマックしかいない」/B MY HERO!

4月19日のSR渋谷戦でタフショットを決めた熊谷[写真]=B.LEAGUE
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 5月31日、Bリーグ応援番組『B MY HERO!』が2022-23シーズンの第34回配信を迎えた。番組では企画「選手自ら解説!B MY HERO!的 MONTHLY BEST of TOUGH SHOT」を実施した。

 同企画は、毎節Bリーグ公式で発表される『BEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5 presented by G-SHOCK』に選ばれたプレーの中から、毎月1度“B MY HERO 的 BEST of TOUGH SHOT”を一つ選出して表彰。さらに、受賞した選手本人に当該プレーについて解説してもらうというもの。

 第6回となる4/5月度の「MONTHLY BEST of TOUGH SHOT」に選ばれたのは、信州ブレイブウォリアーズ熊谷航が4月19日のサンロッカーズ渋谷戦で決めたショット。Bリーグ屈指のディフェンス能力で知られる関野剛平にマークされた熊谷は、味方のスクリーンを使いながらドライブでペイントエリア内に侵入。最後はファウルを受けながらもノールックかつ片手でシュートを放ち、見事バスケット・カウントを決めてみせた。

 番組にVTR出演した熊谷は選ばれたショットについて、「狙ってはいたんですけど、よく入ったなというのが率直な気持ちです」と自分でも驚きのショットだったと回想。また、ファウルを受けながらのショットだったため「(リングは)ほとんど見えていなかったです。ある程度感覚で『ここら辺にあるな』という感じで打ちましたね」と明かした。

 さらに、このショットのポイントについては、ドライブに入る前に逆方向へついたワンドリブルだと解説。「一度抜くような形でドリブルを反対側にすることでディフェンスが下がり、僕との間にスペースが生まれる。そのスペースのおかげで味方のスクリーンも使いやすくなって、あとは僕の特徴でもあるスピードもあるので、そのままレイアップにいけるなという感覚でした」と細かく振り返った。

苦しい体勢からシュートを決め切った熊谷[写真]=B.LEAGUE

 また、熊谷は激動のレギュラーシーズンについても総括。ケガ人が続出した影響もあって、「すごくタフなシーズンでした。体力面も、メンタル面も」と話しつつも、その一方で同じような状況だった昨シーズンと比べると「選手全員がステップアップしている感じがしました」と話し、確かな手応えを感じている様子だった。

 個人的に選ぶチームのMVPについては、今年40歳を迎えたアンソニー・マクヘンリーを選出。「40歳であのプレータイムで、特に後半にパフォーマンスが上がるのがエグい」と絶賛。加えてコート外における影響力についても言及し、「練習ではみんな疲れているはずなのに、彼がすごく鼓舞してくれる。簡単にできることではないと思っていて、プレー面はもちろん、プレー以外のところを考えた時、MVPはマックしかいない」と話した。

 そのほかにも熊谷は、自身のパフォーマンスについてや今シーズンのベストゲームについても語り尽くした。番組のアーカイブはバスケットボールキングのYouTubeで視聴可能となっている。

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