2023.09.21

「抱き合って泣いていたのを思い出した」島田チェアマンが“思い出の試合”振り返る

『島田のマイク』第151回は公開収録
バスケ情報専門サイト

 9月21日、Bリーグ島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第151回が配信された。

「150回あたりで何かイベントやろうと思っていたんです」という島田チェアマンの提案により、150回、そして番組3周年を記念して今回の配信は公開収録で行われた。リスナーの前での収録ということで、目の前でファンからの質問に答えながら番組を進行した。

 オープニングでは、先日閉幕した「FIBA バスケットボールワールドカップ2023」についてリスナーに逆質問。現地観戦した人を探してみると、沖縄で試合を観戦した人ももちろんいたが、フィリピンはマニラまで飛び、世界トップレベルを肌で感じたファンも収録会場に。これには島田チェアマンも驚きを見せていた。

 番組中盤には、「今まで一番印象に残った選手や試合は?」という質問に島田チェアマンが回答。千葉ジェッツの元代表取締役社長である島田チェアマンは、「いっぱいありすぎるんですけど」と前置きしたうえで、Bリーグ発足前に千葉Jが旧bjリーグから旧NBLに移籍した際の思い出のエピソードを話した。

「(移籍して)1年目にボコボコにされたんですよ。それで、『絶対勝ってやる』と思って、2シーズン目に来たのが西村文男だったんですよ」と、現在も在籍するベテラン選手を紹介。

「打倒トヨタ(現・アルバルク東京)なんて言ってたもんですから。それで、2年目に初めて勝ったんですよ。それが墨田区総合体育館だったかな。それがすごく印象深い…なんかビッてきましたね」と強豪相手に初勝利を収めたことを回想。「当時アルバルク東京は(チームカラーが)緑でしたから、緑の中で(千葉Jの)ファンの人たちと抱き合って泣いていたのを思い出しました」と感慨深い記憶だったことをうかがわせた。

 また、子どもが生まれたばかりで、育児と仕事の両立に苦心しているというファンに対し、娘2人を育てた島田チェアマンが助言をする場面も。

「ちょうど上の娘が生まれたときに起業している」というが、仕事に忙殺されていたのかと思いきや「生まれてしばらくは夜中定期的にミルクとかあげるじゃないですか。何時間おきとかきっちり測って、寝ないでやってたんですよ」と自身の育児体験を紹介。さらに、「熱が出たときもちゃんと面倒見てました」と続け、「でも、全然構ってないんです。1年に1回、2回の熱のときのフォローだけで今がある、保ってます(笑)」と笑いを誘った。

 重ねて、島田チェアマンは「子どもって覚えてるんですよ」と一言添え、「大事なのは普段やることなんですけど、普段やっててもキツイときにやらないとよくないので、普段やりつつキツイときもやったら完璧なパパじゃないですか」とアドバイスを送った。

 エンディングでは、島田チェアマン本人から「何回も言ってますけど、(Bリーグチェアマンを)辞めるときは『島田のマイク』で発表しますからね?」という“宣言”も。「内部の誰にも言わずに、ここで発表しますから」というのはさすがに冗談かもしれないが、それだけこの番組にかける熱量は大きいようだ。

 そんなエネルギーを込めて作り、無事3周年を迎えた「島田のマイク」は、次回の第152回もリスナーに向けて公開収録を実施。改めて、ファンに向けてお便りなどを呼びかけた。

千葉ジェッツの関連記事

B1の関連記事