2023.08.24

「信じてやるしかない」島田チェアマンがバスケW杯日本代表に熱烈エール

『島田のマイク』第147回が公開
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 8月24日、Bリーグ島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第147回が配信され、目前に迫った「FIBA バスケットボールワールドカップ2023」についてトークを繰り広げた。

 島田チェアマンは、8月25日に開幕するワールドカップに向けて開催された一連の強化試合に言及し、「やるべきことはやったという感じはします」と振り返り、チームの雰囲気についても「代表ってこうだよね、という緊張感。試合も毎試合が選考会のようになっていたので、『みんな俺を見てくれ』という感じ。これまで日本になかったそういう空気を作り出してくれたトム・ホーバスヘッドコーチ(HC)には感謝ですよね」と語った。

 また、島田チェアマンはホーバスHCが率いる男子日本代表について、「戦うメンタリティが絶対条件で、(選手たちの)メンタリティが大きく変わった」と評価。また、ホーバスHCの戦術の徹底ぶりを「外のシュートを徹底する。あとはもうリバウンドをみんなで頑張る、走る、アグレッシブにディフェンスする。それを40分間遂行する。以上です」と表現し、「決して簡単なことではない」としつつも、この戦術に勝算があるとの見解を示した。

 加えて、ワールドカップ前最後の強化試合となった「SoftBank Cup 2023 東京大会」スロベニア戦後の壮行会での指揮官の一言を引用し、「信じなければ何も起きない。まさにそういうことじゃないですか」とコメント。「選手たちはフランス戦、スロベニア戦で厳しい戦いをして、ファンの皆さんも世界の強豪国は厳しいな、という空気に一瞬なった」と振り返りつつ、「信じてやるしかない」と強調した。

 東京での強化試合3連戦では、いずれも1万人超の大観衆が有明アリーナにかけつけ、代表選手たちのプレーに沸いた。島田チェアマンは「7、8年前はもっと小さい会場でも観客が入っていなかった」と回想し、「強い弱いの前に、メディアでの露出が少ないので認知度も低い寂しい状況でした」と話した。現在は徐々に認知度も向上している傾向だといい、「(2016年に)Bリーグが開幕して、盛り上がってきたタイミングでワールドカップを誘致して、アフターコロナのタイミングも重なった」ともコメント。

「いろんなうねりがここに集約されている」と島田チェアマンが表現するように、これまで以上に多方面から視線を集めているワールドカップ。「今なんてほとんど毎日、テレビのバラエティ番組に取り上げていただいたり、情報番組に取り上げていただいたり、すごいですよね」と、チェアマン自身も身をもってバスケ熱の上昇を体感しているようだ。

 いよいよ、8月25日からワールドカップ本戦が開幕する。強豪揃いのグループで、パリオリンピック出場の条件であるアジア1位となるには勝利が必要となることを受け、島田チェアマンは「まずドイツ戦。ここをなんとかしないと」と強調。「そのためにフランス、スロベニアとの試合も組んできたわけですから。やっちゃいましょう!」とエールを込めた。

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