2023.08.24

バスケW杯日本代表・河村勇輝が夢の舞台へ決意「皆さまに恩返しをしたい」

河村が横浜BCを通じてコメントを発表[写真]=伊藤大允
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 8月24日、B1の横浜ビー・コルセアーズに所属する河村勇輝が、「FIBA バスケットボールワールドカップ2023」の日本代表に選出されたことを受け、クラブを通じてコメントを発表した。

 現在22歳の河村は、172センチ68キロのポイントガード(PG)。東海大学を中退して2022-23シーズンから横浜BCとプロ契約を締結すると、いきなりBリーグ史上初となるレギュラーシーズンMVPと新人賞のダブル受賞など個人6冠の偉業を達成。8月25日に開幕するワールドカップでは、チーム最年少ながら日本代表の主力として活躍が期待される。

 クラブを通じて発表したコメントでは、「6歳の頃からバスケットボールを始めましたが、将来自分が日本代表としてワールドカップで戦うことができるなど、当時は夢にも思いませんでした。しかし、幼少より毎日欠かさず寝る前に見ていたNBAをはじめとする有名選手達の姿は憧れで、いつかそうした夢の舞台で戦いたいと内心思っていたのも事実です」と切り出し、世界の舞台にあこがれていた幼少期を回顧。

 続けて、「学校の文集やインタビューで『日本代表のPGとなり世界で戦う選手になる』と公言した時は色々な意見を目にしましたが、諦めずに田臥勇太選手、富樫勇樹選手の背中を追いかけ続けました。その過程で多くの素晴らしい指導者、チームメイトに出会い、自身を大きく成長させてくれたことが今回の夢の実現につながったと思います」と、日本バスケットボール界を牽引してきた先人、そして自身のバスケットボールキャリアに携わってきた関係者への感謝の思いも言葉に込めた。

 日本代表の一員としてワールドカップに出場することが正式に決定し、あらためて喜びを言葉にすると同時に、「日本のバスケットボール界を代表して戦うことの責任の重さに身が引き締まりました」ともコメント。世界の強豪相手に「ワールドカップで思う存分力を発揮し、お世話になった方々や全国にいるファンの皆さま、そしてビーコルブースターの皆さまに恩返しをしたいと思います」と誓った。

 FIBAランキング36位の日本代表は、8月25日に沖縄アリーナで格上のドイツ代表(同11位)と1次ラウンド初戦を戦う。試合は21時10分開始予定で、日本テレビ系列とNHK沖縄(沖縄エリアのみ)で生放送、DAZNとバスケットLIVEでライブ配信される。

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