2024.04.09
B1東地区の最下位に低迷している茨城ロボッツは11月15日、マーク貝島ゼネラルマネージャー(GM)の解任とヘッドコーチ(HC)の交代、そして新外国籍選手のジョニー・オブライアントと新規選手契約に合意したと発表した。
今シーズンの茨城は開幕10連敗と大きく出遅れ、11月5日の第6節・長崎ヴェルカ戦で初白星を掴んだものの、第7節から再び黒星が並び3連敗。西村大介代表取締役社長は「この状況を打破するべく、チーム体制を大きく変更することを決断いたしました」と立て直しに着手。マーク貝島GMを解任すると同時に、GMを任命した自身の減給(3カ月30パーセントカット)を決断したことも報告した。
また、昨シーズンまでチームを指揮していたリチャード・グレスマン氏を再びHCとして招聘し、11月3日にジェームズ・アンドリセヴィッチスーパーバイジングヘッドコーチが解任されてからチームの指揮をとってきたクリス・ホルムHCをアシスタントコーチへと配置転換。今後は東島奨アシスタントコーチも含めたコーチ3名体制でチームの立て直しを図るという。
さらに、シーズン開幕直前に青森ワッツから移籍していたマックス・ヒサタケとの短期契約を更新せず、新たにジョニー・オブライアントと選手契約を締結したことも発表した。
アメリカ出身で現在30歳のオブライアントは、206センチ116キロのパワーフォワード。2014年のNBAドラフト2巡目全体36位でミルウォーキー・バックス入りし、デンバー・ナゲッツ、シャーロット・ホーネッツのNBA3球団で通算4シーズン147試合プレーした実績を持つ。近年は韓国、フィリピン、中国といったアジアでプレーしており、初のBクラブ加入となった。
今回のチーム再編でGM兼任となった西村社長は、オブライアントについて「アジアでの経験が長いため、早くチームにフィットしてくれることと思います。プレー面では、高確率の3ポイントシュートとインサイドでの力強いプレーに期待をしています」とコメントを寄せた。
1勝13敗という現状に「クラブとして大きな危機感を感じております」という西村社長兼GM。「ここからrestartだと思っています。どうかブースターの皆様におかれましても、会場に足を運んでいただき、チームの背中を押してくださいますと幸いです」と、一戦必勝でのチーム再建を誓った。
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