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“新生”川崎ブレイブサンダースの指揮官に就任したネノHC「大きなことを成し遂げるのがすごく楽しみ」

今季から川崎を率いる“ネノ”ことロネン・ギンズブルグヘッドコーチ(右) [写真]=バスケットボールキング
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 川崎ブレイブサンダースは8月26日、2024-25シーズンの新指揮官に就任したロネン・ギンズブルグヘッドコーチの記者会見を開催した。

“ネノ”の愛称を持つギンズブルグHCは、イスラエル出身の元プロバスケットボール選手。イスラエルやチェコ、ウクライナのチームでHCを務め、2013年から2023年にかけてチェコ代表の指揮を執った。

 川崎は12シーズンにわたってチームをけん引したニック・ファジーカス氏が現役引退。MVP受賞歴がある藤井祐眞群馬クレインサンダーズ)もチームを去った。小針幸也、サッシャ・キリヤ・ジョーンズ、柏倉哲平、アリゼ・ジョンソン、マシュー・ライトと、5人の新戦力を獲得。“新生”川崎ブレイブサンダースとして新たなスタートに出る。

 会見に出席した北卓也ゼネラルマネージャーは「我々が目指すのはチームバスケットボール。そしてハードなディフェンスとトランジションオフェンス。若い選手を成長させる部分にも長けていると思います」と、新指揮官招へいの理由を明かし、「簡単にチームができあがるとは思っていません。しっかりとした過程を経て、いいチームにしていきたい思います」と期待を寄せた。

 ネノHCは川崎のHC就任に際して「光栄に思っています。クラブの熱意、大きな夢、ビジョンに共感するものが多くありました。私自身がどのようなことをもたらせるのかすごく楽しみですし、新生川崎ブレイブサンダースを作っていくのを楽しみにしています」とコメントした。

 北GMが「『なぜユースの選手がトップの練習に参加していないんだ』と言われました。ワークアウトには参加したことがありますが、チーム練習には参加したことがありませんでした。(実際に参加して)いい刺激になって良かったなと。ネノHCから『あの選手はいい』という話もありました」と話したように、ユース世代を含めすでに選手の育成に着手しているようだ。

 チェコ代表として日本代表とも対戦経験がある指揮官は「2019年(ワールドカップ)以降はヨーロッパでも注目されるようになりました。(外国籍の)有望株が日本に来ていて、私が獲得したいと思った選手も何人かBリーグに参戦しています。日本バスケットボールの成長をすごく感じています」と語った。

「やれることはすべてやり尽くした」ヨーロッパを離れ、日本での挑戦を選んだネノHCは「新しいチーム、新しい国で何か大きなことを成し遂げるのがすごく楽しみです。みんなに支えられながら少しずつ結果を出していければと思っています」と意気込んだ。

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