2024.05.26

滋賀レイクスで急成長を遂げた湧川颯斗が退団へ「さらに成長した姿を見せれるように」

滋賀からの退団が発表された湧川[写真]=B.LEAGUE
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 5月26日、滋賀レイクス湧川颯斗との選手契約が2023-24シーズンをもって満了となり、退団することを発表。なお、すでに他クラブへの移籍が決定しているため、Bリーグ自由交渉選手リストには公示されないとのこと。

 広島県出身で現在20歳の湧川は、194センチ84キロのポイントガード。中学時代から全国大会で準優勝を果たし頭角を現すと、名門・福岡大学附属大濠高校に進学する。高校2年次のウインターカップでは見事優勝し、大会ベスト5に選出された。福大大濠在学中の2022年12月に、滋賀と特別指定選手契約を締結し、今シーズンからプロ契約を結んだ。

 今シーズンはレギュラーシーズンの全60試合(先発12試合)に出場すると、平均7.2得点3.2リバウンド2.9アシスト1.0スティールを記録。さらに、B2プレーオフでも全7試合に出場すると、5.6得点3.7リバウンド3.0アシスト1.0スティールをマークし、チームのB1復帰とB2優勝に大きく貢献した。

 今回の発表に際し、湧川と原毅人代表取締役社長兼GMはクラブを通じて以下のようにコメントしている。

湧川颯斗
「この度、滋賀レイクスを退団することになりました。滋賀レイクスブースターの皆さまの声援は本当にすごいもので、プレー中の僕の背中をずっと押してくれていました。ミスをしたときでも、シュートを決めたときも常に熱い大きい声援で後押ししてもらえたことで全力でプレーをし続けることができました!

 B2降格という悔しい思いもしましたが、プロ1年目でB1昇格、B2優勝を勝ち得ることができたことはこれからの自分のキャリアにとって、間違いなくとても素晴らしい経験となり成長の糧となります。この様な経験ができたのは、高校生だった僕にプロとしてのキャリアをスタートさせて下さった滋賀レイクス関係者やブースターの皆さまの熱い熱い応援があったからです。皆さまには本当に感謝しております。新しい場所で、さらに成長した姿を見せれるように頑張っていきます。本当にありがとうございました」

▼原毅人代表取締役社長兼GM
「湧川選手は、一人で攻守において複数ポジションを高いレベルでプレーできる『ALL in 1』な選手として、弊クラブとしても来シーズンの編成において、トッププライオリティーの選手の一人として、早い段階から来季に向けた話し合いをさせていただいておりました。来シーズンのチーム体制や、所属カテゴリーが未確定であったことにおいては優位性が低かったものの、『圧倒的なホームコートアドバンテージ』のあるレイクスのホームアリーナは、湧川選手にとって最大の魅力だったと感じておりますし、最後まで加速度的に成長し、私達を『B2優勝』という最高の結果に導いてくれました。

 湧川選手はもちろん、そのご家族や恩師の方々を含めたすべての関係者の皆さまにとって、素晴らしいキャリアが続いていき、湧川選手が日本を代表する「史上最高の選手」の一人に駆け上がっていくことを心より願っております。滋賀レイクスに関わるすべての皆さま、『感謝と誇り』を持って湧川選手を送り出しましょう! そしてこれからも、湧川選手への応援をよろしくお願い致します! Go 颯斗, Go Lakes!」

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