2024.10.01
12月19日、りそなグループB.LEAGUEのB1第13節が行われ、三遠ネオフェニックスがアルバルク東京のホーム、国立代々木競技場第一体育館で82-72で撃破した。
この試合、昨シーズンまでA東京でプレーした日本代表の吉井裕鷹が欠場したが、代わりに今シーズン初のスターティングメンバーとして起用された湧川颯斗が奮起。
試合後、メディア対応を行った湧川は「マインドセットは本当にいつも通り。交代で出るときと同じように自分の役割を最初から全うするように臨みました」と答え、突然の先発出場の打診にも「緊張はなかったです」と集中してゲームに参加できたようだ。
この日27分に出場し、自身キャリアハイの1試合5スティールをマークして、マッチアップしたテーブス海からターンオーバーを誘殺。さらに他のスタッツでも自己最多の8リバウンド、最多タイの12得点を記録するなど、攻防にわたった活躍が光った。
「ハードなディフェンスをした結果、この5スティールにつながったかなと思う。バイウィーク前から自分でも(ディフェンスが)変わったかなと思う」と自信をのぞかせた。
湧川は「自分のバイウィーク前の試合を見るたびにディフェンスが課題だった」と振り返り、実際バイウィーク中にコーチ陣からアドバイスを受けながらディフェンス力強化に取り組んだことが早速結実したと言えるだろう。
滋賀レイクスから三遠二移籍してきた今シーズンは、千葉ジェッツの富樫勇樹やテーブス海など日本代表のポイントカードとのマッチアップを経験。三遠の大野篤史ヘッドコーチからは「名前負けしないように」と普段から指導されており、バイウィークを経て徐々にディフェンスへの意欲が高まったようだ。さらに「継続してやっていくことが、これからの課題」と述べた。
またオフェンスについても「チームオフェンスを遂行し、その中で自分の強みを出していけたら」とコメント。「少しずつパスの状況判断やスキルの部分が、シーズン前と比べて上がってきていると実感している」と自身も手ごたえを感じている。
この試合に勝利したことで三遠はA東京とゲーム差なしの中地区首位に浮上。チームが優勝を目指していくうえで、湧川の活躍が欠かせない戦力となってきている。
この日に勝利して18勝4敗の三遠は、次の第14節でレバンガ北海道をホームに迎え撃つ。
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