2025.02.06

岡田優介が今季限りで引退…異色の経歴を持つベテランシューターが40歳でキャリアに一区切り

今シーズン限りでの現役引退を発表した岡田優介
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 香川ファイブアローズは2月6日、岡田優介が2024-25シーズン限りで現役を引退することを発表した。

 現在40歳の岡田は、185センチ81キロのシューティングガード。土浦日本大学高校から青山学院大学に進学し、2007年にトヨタ自動車アルバルク(現アルバルク東京)でキャリアを始めた。2014年からつくばロボッツ、広島ドラゴンフライズ千葉ジェッツを渡り歩き、京都ハンナリーズBリーグ初年度を迎えると、アースフレンズ東京Z、アルティーリ千葉でもプレー。2023-24シーズン終了後に香川との契約締結が発表され、第18節終了時点で1試合平均5.7得点に3ポイントシュート成功率44.3パーセントと、B3の舞台でも存在感を示していた。

 日本を代表するシューターとして国際大会にも出場。選手としての傍ら、日本バスケットボール選手会初代会長、公認会計士試験合格者、3人制バスケットボールチーム・TOKYO DIMEのオーナーなど、様々な肩書を持つ。クラブを通じて、メッセージを送った。

「この度、今シーズンをもちまして、現役選手としてのキャリアに一区切りをつけ、引退することを決意いたしました。18年にわたるプロ競技生活を支えてくださったファンの皆様、スポンサーの皆様、これまで所属したすべてのクラブのチームメイト、コーチ、スタッフの皆様、そして家族に、心より感謝申し上げます。また、昨シーズン終了時点で引退を考えていた中、『キャリアの延長戦』の機会を与えてくださった生岡社長と籔内ヘッドコーチ、そして温かく迎え入れてくださった香川のブースターの皆様にも、深く感謝しています。私はバスケットボールをプレーすることが本当に大好きで、コートに立ってプレーが出来るのであればずっと続けたいと考え、香川ファイブアローズへの移籍を決断しました」

「しかし、家族に大きな負担をかけてしまったことは間違いなく、これ以上この生活を続けることは、心身ともに限界で、力尽きてしまうと感じ始めました。本当は来シーズンのお話もいただいている状況でしたが、年明け頃にクラブへ相談し、この決断を快諾していただきました。そして、これまで応援してくださったファンの皆様に、残りのシーズンで最後の姿を見届けていただきたいと思い、このタイミングでの発表となりました。プロ選手として最後まで仕事を全うし、必ずやB3優勝、B2昇格を果たし、キャリアの延長戦を受け入れてくれた香川ファイブアローズおよびアローズブースターの皆様に、恩返しをしたいと思います。最後まで、変わらぬ応援をどうぞよろしくお願いいたします」

 また、生岡直人代表取締役兼ゼネラルマネージャーは次のようにコメントした。

「いつも香川ファイブアローズを応援いただき、ありがとうございます。岡田優介選手が今シーズン限りで引退することとなりました。今シーズン、開幕ロスターの最後の1人として入団し、ブースターの皆さまが感じてくださっている通り、有言実行と言える活躍をし、クラブに大きな成果をもたらしてくれています。その存在感を如何なく発揮してくれている中、本人から引退表明を聞いたときは正直驚きましたが、その決意と功績に最大の敬意を表すると共に、選手としてのラストシーズンに香川ファイブアローズを選んでくれたことに、心から感謝いたします」

岡田優介選手のプレーは、見た人にしか味わえない唯一無二の素晴らしい感動を与えてくれます。 ぜひ多くの方々に会場にお越しいただき、岡田優介選手の勇姿をご覧になり、その感動を味わっていただければ嬉しく思います。今シーズン、香川ファイブアローズは優勝を掲げています。岡田優介選手のラストシーズンを最高の結果で締め括れるよう、クラブ一同、日頃から支えてくださる皆さまと一丸となり、シーズンスローガンである『VictorywithALL』を必ず実現いたします。引き続き、アツイご支援、応援のほどよろしくお願いいたします」

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