2017.12.26

明成の指揮官、初戦突破に貢献した29得点15リバウンドの八村阿蓮は「よくやってくれた」

初戦から“ダブルダブル”を達成した八村 [写真]=兼子慎一郎
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 12月25日、東京体育館で「ウインターカップ2017 平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の男子2回戦が開催。明成高校(高校総体2/宮城県)が前橋育英高校(群馬県)を退け、2年ぶりに初戦突破を果たした。

 八村塁(現ゴンザガ大学)を擁し、2013年から3年連続でウインターカップを制した明成。しかし、前回大会は尽誠学園高校(香川県)を相手に苦杯をなめ、1回戦で姿を消した。シードに入った今大会は2回戦から登場。八村阿蓮を中心に第1クォーターから25得点を挙げると、その後も攻撃の手を緩めることなく104-56で前橋育英を撃破した。

 しかし、「もう少ししっかりした形でゲームに入りたかった」と佐藤久夫コーチ。大会前の調整がうまくいかなかったようで、「それは私が悪かったし、みんなで助けてくださいという気持ちで試合に臨んだ」と明かした。

 試合で何が一番良かったのか問われると、高校バスケ界の名将は「普段どおりにミスもあったし、うまくいったこともあるけど、そういうところが良かったのかな。学校で練習しているように、“普段着”のまま試合ができた」と言及した。

 初戦から29得点15リバウンドを記録した八村を「自分の責任を気持ちで支えて、よくやってくれた」と称えつつ、「(今日の相手に)阿蓮よりも体が大きい選手がいなかっただけで、明日からどうなるか……」とコメントした。

 26日に行われる3回戦の相手は、市立船橋高校(千葉県)を下した洛南高校(京都府)に決定。ウインターカップ4度の優勝を誇る名門校との試合は激戦必至だ。

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